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｢まぁ、なんかよく分かんないっすけど｣
彼は溶けたかき氷を飲み干し、机上に置く。
｢アンタが好きになるなんて天変地異くらい貴重なんですから、せっかくの機会逃さない方がええんとちゃいますか｣
｢…まだその事やって言ってないやん｣
｢あれ？ちゃうんすか？その人とのメッセージ画面見てあんだけイライラしてたくせに｣
｢おまっ…人のスマホ覗き見とか悪趣味かぁ！？｣
｢人聞きの悪いこと言わないで下さいよ。呼んでもすぐ返事しなかった先輩が悪いっすわ｣
何も悪びれる様子もなく鼻で笑う彼に小さくため息をつくが、ショッピの言うことにも一理ある。
もし、このまま彼女との関係が改善されないとしたら、そして、彼女が余命を迎えてしまったとしたら、一生その事は自分の中で燻り続けるだろう。過去の事を長々と引きずる性格ではないが、これには人の生死がかかっている。ましてやその人は、自分の想い人なのだからそう簡単に忘れることは出来ない。
それに…さすがに泣かせた事に関しては完全にやらかしたと思っている。
｢はぁ…｣
｢うわぁ…コネシマさんも悩む事とかあるんすね。しかも恋愛とか、前までなら見向きもしなかったのに｣
｢こればっかりはちゃうねん｣
｢まだ心あるみたいで安心しましたわ｣
｢お前は彼女おらんのか？｣
｢ハっ、愚問すわ｣
彼の生気のない目は俺の腰より低い女児に向けられていた。シャレにならないから勘弁してくれ。
結局、俺もショッピくんもゾムの食害から逃げるため、移動を繰り返しながら時間を潰すことにした。ラーメンがどうとか騒いでいたが、屋台に来てる可能性もある。
そして三時頃、砂浜のパラソルの下で死体も同然になっていたトントンとグルッペンを発見。彼らと話をしていると、当の犯人が背後からソフトクリームを両手に持って登場し、逃げる間もなく俺達も被害者になってしまった。
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なーや(プロフ) - こちらでもコメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです(泣)まだ夏の話ですけど終わりまで見て下さい笑m(_ _)m (2021年4月10日 22時) (
レス) id: 8296248943 (このIDを非表示/違反報告)
相馬(プロフ) - 更新されると､まだ終わらないっておっしゃってましたけど、あ…また日付が進んでいく…と思ってしんどくなります笑毎日更新されるのが楽しみです！！ (2021年4月10日 20時) (レス) id: 7501b9a05e (このIDを非表示/違反報告)
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