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あれから半月が経ったが、あの日以降Aとの関係の改善はできないまま夏休みが目前に迫っていた。
｢なぁ〜シッマァ｣
｢あ゛？｣
｢え、何どしたん怖っ｣
Aと言い合った後、教室でいつも通りに声をかけてきた大先生に八つ当たりをしたのはよく覚えている。何かあったのかと聞かれたが特に理由を話そうとも思わなかった。アイツに話して彼女にまで話が伝わったら余計にややこしくなりそうだからだ。
時間もたってその時ほどの怒りはなくなったが、そのせいですっかり彼女に声をかけるタイミングを失ってしまった。連絡先も既に交換したし、方法はいくらでもあるが、いざとなると何を言えばいいのか、そもそも俺は何を伝えたいのか分からなかった。悪かった、と言えばいいのだろうか。でも正直、受け取りたくない手紙を断ったことの何が悪いのかという話だ。確かに高二にもなって女相手に怒鳴り散らしたのは反省している。でも、こんな状況になったことが無いため、俺は四苦八苦するばかりだった。
｢なぁ、夏休み海行かへんか？｣
昼休み。二年生になってからは同学年以外にも後輩のゾムやショッピくん、たまに三年のやつらを交えて空き教室で昼食をとっていた。
そんな最中、海へ行こうと提案をしたのはゾムだった。
｢海の家のラーメン食いに行こうや｣
｢海はええけどお前とメシ食うんはごめんや｣
｢なーにビビってんすかぁコネシマ先輩〜！あ、ショッピくんも行くよな？｣
｢生贄にトントンさん連れてきましょ｣
ゾムに肩を組まれたショッピくんは一名の生贄を名指しで誘おうと言った。それから一応連中全員に声をかけてみて、適当に行けるメンツで海に行くことに。俺、ゾム、ショッピ、それとトントン、グルッペンという、珍しい構成になった。
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なーや(プロフ) - こちらでもコメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです(泣)まだ夏の話ですけど終わりまで見て下さい笑m(_ _)m (2021年4月10日 22時) (
レス) id: 8296248943 (このIDを非表示/違反報告)
相馬(プロフ) - 更新されると､まだ終わらないっておっしゃってましたけど、あ…また日付が進んでいく…と思ってしんどくなります笑毎日更新されるのが楽しみです！！ (2021年4月10日 20時) (レス) id: 7501b9a05e (このIDを非表示/違反報告)
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