その5 ページ10
一の四
○.
その後、グルさんはそのご飯粒を自分の口に運んでニヤリと笑った。
その姿を唖然と眺めている私を置いて、グルさんは席を立つ。
「俺は書類が残ってるから先に戻る。」
「片付けなきゃトントンに粛清されちゃうもんね。がんばれめうー。」
時間差で更に顔が熱くなる。自分が何をされたか思い出しているうちに口から喜びの声が漏れだす。
「う"ぁあああああああ！！！！い、いまいま、私、グルさんに、、…！！」
「顎クイされてご飯粒ペロってして更に微笑まれてたねー。」
「あ"ああぁっっ！！死ねる！！！もう死ねる！！！マジで家宝級だよ…もう……」
そう私が悶えていると、食堂の出口に向かうグルさんの背に、マンちゃんが小さく呟いた。
「意地悪いなぁ、総統さんは。
まぁ、コネシマは関係ないけど。」
そう今度視線を移した先には大先生やゾムやシッマやショッピ君。
その意味を理解する気は、その時の私にはなかった。
。。。大先生視点
「くっそ…あのキチ○イめ……」
小さくそう呟いたのはゾム。他のメンバーもコネシマを除いて、みんな同じように食堂の出口を睨みつけていた。
「あれ僕らが見てたのに気がついてわざとやってましたよね絶対。」
「だろうねぇ〜。あーグルちゃん相手じゃ無理だろうなぁ。」
ショッピ君の発言に、少々呆れて答える。
実は、ここにいるメンバーはコネシマを除き、みなAちゃんに好意を寄せていた。ああ、俺も含めてね。
でも、相手があの総統ということでみんな手が出せずにいるのだ。まぁ、俺はいけると思うけど。
「でも、俺はこのままの距離でいいやー。充分ベタつけるし。」
「やめろよAが大先生みたいな臭いになるだろ。」
「A先輩がゴキブリ食べだしたらどうしてくれるんですか。」
「俺の扱い相変わらずひっでぇな！！」
そんなやり取りをしている中、コネシマは意味がわからなそうに口にご飯を詰め込んだまま首をかしげた。
【続かない】
-------------ｷﾘﾄﾘｾﾝ--------------
以上です！
愛され夢主の話が書きたくて書いたやつ…まぁ推しがgrさんなのでgrさんオチですけど。もう何も考えず書き始めたのでそうそうに行き詰った。()
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