今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:1,562 hit
小｜中｜大
その2 ページ7
第一話…少女と男
「グルさん！！グルさん！！」
一人広々とした廊下を歩く黒の軍服の男に、一人の少女が駆け寄る。
男か振り返るのとほぼ同時に、少女は男の胸に飛び込んだ。
「こんにちは！
グルさん、これからお昼ですか？」
グルッペン･フューラー。
彼女は笑顔で男をグルさんと呼んだ。
男は少女を片手で抱きとめつつ、平然と答える。
「ああ、そうだ。」
「なら昼食、御一緒してもいいですか？」
「いいゾ。なら一緒に食堂に向かおうか。」
「はい！」
嬉しそうに返事をする彼女に、男は静かに微笑んだ。
先程のように歩き出す男の隣を、今度は少女も共に隣を歩いてく。
そうして今日も、一日が始まる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
