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その4 ページ14
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「そもそも、俺はお前のその行動が理解出来ない。やるなら少しくらい為になることをせえよ。なんですぐに人を傷つけようとする？そんな事して何の意味があるん？俺にもわかるよう説明してくれや。」
彼の説教の間、彼女はある一点を見つめていた。
一滴、また一滴と握りしめられた手の指の間にから血が垂れ落ちていく。
それを見ていた彼女が口を開く。
「ねぇ、トントンさん。」
「なんや。」
「人の血ってね、何が入ってるか分かったもんじゃ無いんだって。傷口とか粘膜に触れたりすると肝炎とかになるだとか。無闇矢鱈に触ったり、放ってほいたりすると菌に感染する危険があるらしいよ。だから、」
今のトントンさんは凄く汚いね。
それを聞いて絶句した彼は気持ち悪い笑顔を浮かべるAに吐き気がした。
何も言い返さない彼をみた彼女は、彼を置き去りにして立ち上がるとその部屋を出ていった。
その後、しばらくしてから、彼はこう小さく唾を吐くように呟く。
「このクソ鼠が、………」
悪癖ラット。
彼女の悪癖とは、他人を身体的にも精神的にも傷つけることである。
【続かない】
-------------ｷﾘﾄﾘｾﾝ--------------
以上です！
作者の性癖詰め込み()なんで夢主を組織に入れたとか理由はあるんだけどそこまで話を広げられなかった…
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