【ab】..＊.°-ひらりるりら-°.＊.. (ページ2)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:745 hit

思い出1 恋する生徒会長ページ2

＊

頭脳明晰

容姿端麗

温厚篤実(おんこうとくじつ)

学校のある一人の人物に合う言葉はこのような完璧を表すものばかりだ。

そのある人物とは、

『おはようございます。A先生。』

彼女の透き通った声が朝の廊下に響く。
その彼女の華麗な姿と女神のような微笑みに教師でさえ頬を染める。

A「あ、あぁ、おはようA。」

彼女は3-C。そしてこの学校の生徒会長だ。
毎日どの生徒よりも早く学校に来ている。

教室につき、ドアを開けそこにいるのは、

ア「おはよう。Aさん。」

この学校ではイケメンと有名の虻川先生。
みんなにはあだ名でアブ先生と呼ばれており、女子から絶大な人気を集めている。
(だが、性格に難あり。)

『おはようございます。虻川先生。』

ア「も～。そろそろAさんもアブ先生、って呼んでくれてもいいんじゃない？」.

『かりにも生徒が先生にあだ名で呼ぶのは私的にいかがなものかと思いますの。』

そうAが返すと決まって彼はえぇーと、拗ねてしまう。

『虻川先生には他のかわいい女の子達が呼んでくれるでしょう？』

ア「Aさんだってそのかわいい女の子達の一人でしょ？だったら呼んでよ。」

『もう、またそんなこと言って…』

少し口が軽いだけ。
それを除いて、なんら変わりない先生と生徒の会話。

アブは先生として、生徒と会話を交わしている。

だが、Aは違かった。

Aは、あろう事か先生であるアブに好意を寄せている。

それは、今から4年前の中学2年生まで遡る＿＿＿