第340話 散花SIDE ページ43
「えっ!?憐兄が結婚!?Aさんと・・・ですか?」
散)姉ちゃんとのわけないだろ?
姉ちゃんは神威提督と・・・
・
言い終える前に、
俺は振り返りトイレのドアを開けると廊下に飛び出した
俺の話を聞いた姉ちゃんは、どうするだろう。と考えた
俺だったら、どうする。
もしだ。もし、桃と俺が血が繋がってるって分かったら・・・
散)俺だったら・・・
・
その時だった
少し先を、姉ちゃんが走っていく横姿が見えた
姉ちゃんが走っていった先にあるのはたしか・・・
散)・・・停船所。
まさか姉ちゃん、憐を追うつもりじゃ・・・っ!
姉ちゃんを追わなきゃ!とした俺の背後で、
恋)散兄、さっきからどうしたの?独り言ばっか言って。
神恋と男の子も俺に続いて、
トイレの中から出てきて
俺を呆れた顔で見つめていた
・
「あの・・・散兄・・・さん?」
男の子が、俺を見つめながら言う
「散兄さんは、憐兄と知り合いなんです・・・よね?」
「俺、憐兄の甥の涼っていいます。」
・
・
俺は、
神恋、涼を連れて廊下を走っていた
・
最初は1人で姉ちゃんを追うはずだった
でも2人に背を向け歩きだしたら、
「どこへ行くのか」と聞かれ、
なんて答えたらいいのか分からず、
とっさに
「憐の結婚式」と答えてしまったのだ
神恋は「こいつを逮捕してもらうから行く!」と涼を指さして言い、
涼は、「憐兄の結婚式なら俺も行く!」と手を挙げた
・
廊下にはまるで人気がない
以前にも増して薄暗い廊下をまっすぐと走る
姉ちゃんを追うために。
でもその前に、治療室に向かう
まだそこに、神鈴がいるらしい
・
ー治療室ー
散)神鈴!行くぞ!!
治療室に飛び込むなりそう言うと、
驚いた顔をした女医さんと目が合った
医)神鈴ちゃん。
さっきまで隣のベッドで気絶してた2人と、神恋ちゃんが迎えに来たわよ。
!?
俺と涼は顔を見合わせた
あの時女医さんが言ってた
「気絶してた男の子」ってのは、涼のことだったのか。
女医さんの声に
神鈴は閉じられていたカーテンから顔を出した
鈴)どこに行くの?
恋)憐の結婚式だよーーー!
・
結局俺は、
神恋、神鈴、涼、そして・・・
医)結婚式・・・出会いの場ね。あたしも行くわ。
女医さんを引き連れ、停船所に飛び込んだ
・
俺は、絶対についてはいけない嘘をついてしまったらしい。
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然 - 本能シリーズ久々に読みたくなってきちゃいました。時代が変わってもなお読み進めてしまうのと、最終回がないこの銀魂らしさといいますか。。2021年になっても応援してます。できれば最後の最後まで見届けることができたらと思います。更新楽しみにしてます。 (2021年7月6日 0時) (レス) id: f0e687d64b (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - 神美さん» コメありがとうございます!頑張ります!!(灬´ ω `灬) (2014年11月12日 20時) (レス) id: 6bcac12ade (このIDを非表示/違反報告)
神美 - 更新待ってました!苺飴さんこれからも頑張ってください!応援してます(^ω^) (2014年11月12日 20時) (レス) id: ae3cdd8c9b (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - a6さん» 返信すごく遅くなってごめんなさい!ちゃんと覚えてるよ!! (2014年8月23日 21時) (レス) id: 92b6edfb6c (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - 優凛さん» 返信遅くなってごめんなさい!今でもちゃんと覚えてるよ!!応援ありがとう!頑張ります!! (2014年8月23日 21時) (レス) id: 92b6edfb6c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2012年8月19日 22時