恥ずか死 ページ41
『っあ"ぁぁぁぁぁぁ・・・』
「お疲れ、A」
『二度としたくない、というか今話しかけないでペンギン、恥ずか死する』
シャチのお陰で新種の死因ができそうです
思ってた通りに恥を晒しました、2人とも丁寧に教えてくれたけどさっぱり分からんかった
コンロの使い方とかは分かるんだよ・・・野菜とかも完璧に切れるんだよ・・・
でも味付けの仕方とかどれくらい煮詰めればいいとか分からんのだ・・・
『まぁおにぎりは綺麗に握れるからいいか・・・』
「包丁は綺麗に使えてたからだいじょうぶ、後は慣れだな」
『嫌だぁぁぁ・・・』
キッチンの入り口でうずくまる
誰か記憶を抜き取る能力者居ないかな、もしくはその能力欲しいんで殺させてもらってもよろし？
ペンギンが誰かに呼ばれてどこかへ行った
元気なく手を振って見送りうなだれる
「何だよ、元気ねェなあ」
『誰のせいだとお思いでしょうか？』
シャチが顔を覗き込んできた
今まで、私がシャチとペンギンの間に割り込んできた事は気にしていない様子である
いや騙されるな、この男、意外と演技派である、気を付けろA
「この前の海軍との戦闘でさ、ペンギンの事怒ってくれたって？」
『あー・・・まぁね』
「ありがとう、何かもやもやしてたんだよ」
『感謝を言われるような人間じゃないんだけどなぁ』
「いいや、ペンギンに依存しきってたことが分かったからさ
相棒の意味もはき違えてたし」
『あらら・・・ペンギンに叱られた？』
「おん、“相棒ってのは心で通じ合ってるもんだろうが”ってな！」
なるほどね、ペンギンらしいや
『でもごめんね、ペンギンの事独り占めしちゃったりして』
「いいんだよ、誰だって大切な人のそばには居たいだろ？」
『シャチからしたら、ペンギンが大切な人でしょ？』
「いや、そうだけども・・・おれにとってはこの船に居る全員が大切な人だから」
『全員が・・・』
「そ、ペンギンと一緒に居れなくても、他にも仲間はいるからな！」
はにかみながらシャチはそう言った
それが本心なのは明らかだった
言葉に一点の曇りもない
「だからわざとペンギン避けなくてもいいんだぞ？」
『あ・・・やっぱりバレてた？』
「当たり前だ、おれとペンギンが一緒に居られるようにとか考えてたのかもしれないけど
もうおれは一人でもだいじょうぶだから」
『分かった』
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黒羽(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！初めてコメントいただきました、励みになります（＾＾） (2021年9月11日 15時) (
レス) id: 6a93ddb834 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - もう一つのｐｃがしました。初めまして！とっても素敵です！高評価しました！ (2021年9月11日 15時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ x他1人 | 作成日時：2021年7月28日 11時
