No,34 ページ35
瞬きをする音さえ聞こえそうな静かな部屋。
少年と執事の声だけが空気を震わせる。
ジン 「まあ、なんとなく気づいてはいたが。
何故、財閥は消えた?
本来ならば、彼女が……。」
執事 「お嬢様は、亡くなられておるのです。」
ジン 「…………。
どういうことだ?
僕が会ったのは神賀Aではないと?」
執事 「いいえ。
お嬢様であっております。
最初から順を追って説明いたします。」
執事がした話をまとめると、以下のようになる。
神賀Aは、神賀財閥の跡取りだった。
自分はAの家で働いており、トキオブリッジの事故の時にもいた。
事故で両親を亡くしたAは、自分を責めていた。
事故の日、出かけようと言っていたのがAだったから。
自分が、2人を殺したのだと思って。
追悼式で、神賀家の悪い噂をいう人も多く……。
…………Aは自殺を選んだ。
走っている車の前に飛び出して。
救急車がAと駆け付けた執事を病院に運ぶも、医師から告げられたのは
「助かる見込みはほとんどなし」という言葉。
一時は希望を無くした執事だった。
しかし、手を尽くした結果、Aは一命を取り留める。
それでもAの負った傷は心身ともに深く、それまでの記憶をすべてなくしていた。
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リンリン - 更新fight!期待してますよ〜♪ (2015年4月25日 18時) (レス) id: 3eaff806b7 (このIDを非表示/違反報告)
菜那香 - ひさしぶりにやってきた笑更新してくださいな笑頑張ってね☆ (2015年1月6日 1時) (レス) id: e7e740896e (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃☆lapislazuli(プロフ) - 菜那香さんも、きっとセンスあると思うな!頑張ってね☆ (2014年4月7日 23時) (レス) id: de0ed353e6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃☆lapislazuli(プロフ) - ありがとう☆面白かったかな? (2014年4月7日 23時) (レス) id: de0ed353e6 (このIDを非表示/違反報告)
菜那香 - やっぱ瑠璃はセンスあるわ〜 うちなんかないもん(泣) (2014年4月7日 23時) (レス) id: 2ec20626aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠璃☆lapis lazuli | 作成日時:2013年1月16日 17時