No,15 ページ16
行方の知れない両親。
ついさっき、死亡が確認された友達。
全く戻る気配のない己の記憶。
A 「お父さんとお母さんは・・・。
生きているの?
それとも・・・もう死んでいるの・・・?」
そう考えると、夢の中で両親が消えていたのも分かる。
きっと私の中に眠る昔の記憶が、暗に両親の死を伝えていたのだろう。
私の周りの人たちは、次々と死んでゆく。
ふいに、施設の人に言われた言葉が脳裏を横切る。
「何だよ・・・その目・・・!」
「気持ち悪い・・・。」
「呪いだ・・・。きっと呪われているんだ・・・!」
「近寄るな!呪われる!」
A 「まさか・・・。」
まさか、両親が死んだのも、優と愛が死んだのも、
私が呪われていたせいではないだろうか。
私の・・・せいではないだろうか。
私は、つけていた眼帯をはずした。
屋敷の割れた窓に映ったその目は、
左右異なる色をして、人間とは思えない美しさで輝いていた。
しかし・・・。
その目はまるで、ガラス玉のようにうつろだった。
A 「みんなを殺したのは・・・私?」
答えるものはない。
ただ木が葉をゆらしているだけだ。
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキーplants
牡丹
12人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リンリン - 更新fight!期待してますよ〜♪ (2015年4月25日 18時) (レス) id: 3eaff806b7 (このIDを非表示/違反報告)
菜那香 - ひさしぶりにやってきた笑更新してくださいな笑頑張ってね☆ (2015年1月6日 1時) (レス) id: e7e740896e (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃☆lapislazuli(プロフ) - 菜那香さんも、きっとセンスあると思うな!頑張ってね☆ (2014年4月7日 23時) (レス) id: de0ed353e6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃☆lapislazuli(プロフ) - ありがとう☆面白かったかな? (2014年4月7日 23時) (レス) id: de0ed353e6 (このIDを非表示/違反報告)
菜那香 - やっぱ瑠璃はセンスあるわ〜 うちなんかないもん(泣) (2014年4月7日 23時) (レス) id: 2ec20626aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:瑠璃☆lapis lazuli | 作成日時:2013年1月16日 17時