歴史様が参ります！5

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入間の叫びを聞いてプルソンは目を見開く




入間「もっとちゃんとみんなに届けよう！！




僕はっみんなに褒められてるキミが見たい！！





だから一緒に出よう！！





音楽祭！！」



ｸﾛﾆｶ「よく言ったよ入間」



ポン、と入間の肩に手を置いて前に出る



ｸﾛﾆｶ「そもそも屋上での秘密のセッションだって、君の演奏をみんなに見せびらかしたいがための提案だからね

君はみんなに賞賛されて然るべき悪魔だ



私達の完成された最高の演奏、披露するのに絶好の機会だと思わないかい？



出てくれるだろ？私達と一緒に」





ｿｲ(……っ なんで



「俺たちのために」とか 「出られたらでいい」とか


そういう誘いなら簡単に逃げられたのに…


なんで



今回は…言葉が出てこないんだ)





僕はみんなに褒められてるキミが見たい




君はみんなに賞賛されて然るべき悪魔だ




プルソンは入間とクロニカの真っ直ぐな言葉に、思わず口を開いた




ｿｲ「音だけで… いい…なら」


入間「え？」


ｿｲ「え？」




数秒の静寂の後、入間が感極まったかのように口を開いて ─…




入間「やったーー！！



クロニカ！！今の聞いた？プルソンくん！音楽祭出てくれるって！」


ｸﾛﾆｶ「勿論、しっかりと聞いたとも
プルソンくんの演奏があるとなれば百人力、優勝間違いなしだね
ココには悪いけどこれは勝ち確」




プルソンの答えを受けて、入間はわーい！やった〜うれしい！などずっとはしゃぎ回っている




ｿｲ(………何言ってるんだ僕は



目立っちゃいけないのに ダメなのにっ、
なんでっ


入間くんの勢いとクロニカちゃんの自信満々な態度に押されてつい…



いやいやダメだよ目立っちゃ
ちょっ、入間くんうるさいな
えーとだからつまり えっ



でるのか？


僕が？


音楽祭に？




ワガママなあの姉弟(きょうだい)のせいで！？)

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