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ソイ「(今日は…叫びたいことが多すぎる…
まず
あっクロニカちゃんは大丈夫、姿バレした後だから全然許される
てかびっっっくりしたわ
やめてよね音楽祭出ないと空気悪くなるじゃん
出られるわけないのにさ
というかみんなも急にグイグイきすぎだと思う怖いよ
僕への気遣いは嬉しかった…けど…
ぶっちゃけ音楽祭とか多分超活躍できるけど──…
”プルソン家は目立ってはならぬ” これは絶対の掟!ムリなものはムリ!!
僕の音楽の才能は、不可抗力でバレたクロニカちゃん以外誰にも明かさない
だって 僕は 何ごとにも干渉しない
揺蕩う蝙蝠なのだから──…)
!!?」
ひと通り吹き終わったプルソンが一息つくと、入り口から目を輝かせてこちらを見る入間に気付く
思わずヒュッとなってしまう彼をクロニカはニマニマと笑って見やる
まさか彼に教えたのかという視線を送られたのでちがうちがう、と首を振る間にも入間はズイズイと近づいてくる
入間「かぁあ〜〜っっっこいいぃ〜〜〜!!!
クロニカ!すごいねプルソンくん!!パパパパーってすごい音がっ 指が百本くらいあるみたいだった!!キラキラでピカピカで光ってまぶしくて!!」
クロニカ「ふっふっふ、これぞソイソイの真の力よ…」
ソイ「いやなにそのゲームのラスボスみたいな台詞
…っ ち、違うんだ
これはただのストレス発散方法であって
というか教えてないのに何でいるの
音楽祭のためでは断じてなくて そもそも音楽が大好きってわけでもなくて まぁ人前で演奏してこともないような代物で クロニカちゃんと2人っきりで心通わせる大事な時間というか
とにかく黙っててほしい いいから忘れてほしいもう止めようか この話題
とにかく違う!違うから!!
そうだ…これは夢…よし一旦帰って目を覚そう!(自分で言ってて言い訳が苦しい…)
じゃあ…そういうわけだから…さよな…」
言い切る前に入間の手がプルソンの服を掴む
勢い余って2人は尻餅をついてしまうが、入間はそのまま話し始める
入間はクラスメイト達に詰められて困っているプルソンを見て、プルソンが出たくないならムリしないでほしいと思っていたらしい
入間「だけどさっきのプルソンくんのトランペットを見て…僕、すっっっごく感動したんだ!」
そして入間は叫ぶ
入間「僕のワガママだけど!ただ君の音をっみんなに聞いてほしいって思っちゃった!!!」
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かもしか(プロフ) - メグミさん» おお…!メグミさん、ありがとうございます!励みになります! (12月12日 19時) (レス) id: 52cf4bd518 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - 面白過ぎて一気見て来ました!更新をのんびり気ままに待ってます! (12月11日 18時) (レス) @page19 id: eda99f50ca (このIDを非表示/違反報告)
かもしか(プロフ) - ユノンさん» ユノンさん、ありがとうございます〜!のんびりやっていこうと思います! (11月26日 14時) (レス) id: 52cf4bd518 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ。 (11月20日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かもしか | 作成日時:2023年11月5日 15時