218 ページ21
一方その頃のクロニカ
ｸﾛﾆｶ「ココ見ーつけた！クラスメイト君とのお話中失礼するぜ」
ｵﾛﾊﾞｽ「クロニカさ… ああいや、ク、クロニカ…
いやすまない、まだ少し照れがあって」
ｸﾛﾆｶ「ふふっ いーのいーの、少しずつ慣れていこう
そっちの君はたしかワルブくんだったね？放送師団で体温調節が得意な家系の」
ﾜﾙﾌﾞ「すごい俺の情報出てくる！
ええ〜？まさかクロニカちゃんに認知されてるなんて思わなかったな〜」
ｸﾛﾆｶ「ココのことよろしく頼むぜ
この子、真面目すぎて周りのこと気にしすぎなところあるからさ」
ｵﾛﾊﾞｽ「ク、クロニカ…！」
腕に絡みつくクロニカに困ったように頬を染めるココ
その姿を見てワルブはけらけらと笑って親指を立てた
ﾜﾙﾌﾞ「オッケー！任された！
じゃあ俺はここでお暇するから、後はクロニカちゃんとよろしくやれよ〜」
ｵﾛﾊﾞｽ「あ、ああ… またな」
ｸﾛﾆｶ「ばいば〜い」
手を振って去っていくワルブを見送るとココが思い出したように口を開いた
ｵﾛﾊﾞｽ「そうだクロニカ…一つ確認しておきたい
私は収穫祭で誰かと共に行動していたような気がしたんだが、何か知らないだろうか」
ｸﾛﾆｶ「…！」
ｵﾛﾊﾞｽ「さっきワルブくんにも聞いたら私は1人だったと言っていたんだ、が」
クロニカが人差し指をココの唇に当てて静止の意を示す
と、ぼひゅう！！と音を立てて顔を真っ赤にしてしゃがんでしまう
ｵﾛﾊﾞｽ「ななな、なにを…！」
ｸﾛﾆｶ「うーん、ウブでかわいい」
そっとココの耳元に顔を寄せる
ｸﾛﾆｶ「そのことについては、端末だけの時に改めて話すよ
この後先生方に呼ばれていただろ？その時は私とロミエールが上手いこと言っておくさ」
だから、ね？と人差し指を口元に寄せるクロニカにココは納得の意を示す
ワハハハ！！ キャーーー！ アハハハ
ふいに問題児クラスのいる方から大きな笑い声が聞こえる
ｵﾛﾊﾞｽ「…彼と君の周りはいつも賑やかだな」
ｸﾛﾆｶ「仲のいい証拠だぜ でも
これからは君も一緒だよ、ココ」
ｵﾛﾊﾞｽ「！ …ああ」
クロニカに手を引かれてココも輪の中に加わる
彼の表情は前よりもずっと晴れやかだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かもしか(プロフ) - メグミさん» おお…！メグミさん、ありがとうございます！励みになります！ (12月12日 19時) (
レス) id: 52cf4bd518 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - 面白過ぎて一気見て来ました！更新をのんびり気ままに待ってます！ (12月11日 18時) (レス) @page19 id: eda99f50ca (このIDを非表示/違反報告)
かもしか(プロフ) - ユノンさん» ユノンさん、ありがとうございます〜！のんびりやっていこうと思います！ (11月26日 14時) (レス) id: 52cf4bd518 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ。 (11月20日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かもしか | 作成日時：2023年11月5日 15時
