歴史様が参ります！5

200 ページ3

電気を流したショックでクロニカの幻は消滅する

が、リードは力尽きてその場に倒れ込んだ



──────


ﾘｰﾄﾞ「…で、目が覚めたら鉢を取られてたんだ…
あんなのが…クロニカであるもんか」


入間「そうだよね…
……………それ、リードくんの言うとおり”幻覚”かも
僕もねっ、地下で嫌なものを見させられたんだ…！！
なにか植物とか魔物の仕業かと思ったけど…鉢を持っていったのなら…(生徒の魔術…！！)

とにかく！クロニカに会って確認してみよう！！」


ﾘｰﾄﾞ「そっ、そうだよね！！(クロニカが僕を！！嫌っているはずがない！！)

っし！そうと決まれば！！僕に任せて！！」



そう言ってリードはヘッドフォンを装着して音楽を流し、ゲーム機と漫画本を取り出す



ﾘｰﾄﾞ(少しでも集中力が切れたら情報を逃す！！緊張感ヤベェ！！でもお陰様でこの状態になりゃ自然と集中力MAX！！

めっちゃ滾るぜ！！


拾え！！拾え！！クロニカの情報を！！)



東の───
魔獣
城が─
若王は…
クロニカ…



ﾘｰﾄﾞ(いたッ！！よし！！どこだ！？会話で居場所を──…)


『やわらか〜い
姐さん肌スベスベー』

『クララちゃんもツルツルよ〜〜』

『誰かさんが喜びそうな光景だなあ』


ﾘｰﾄﾞ(…これはまさか まさか)




リードの期待どおり、クロニカは今




ｴﾘｻﾞ「はぁ〜〜極楽ねぇ〜〜」




クララ、ケロリ、エリザベッタと共に天然の温泉を堪能していたのである



ｶﾑｲ「女王ー！！クロニカ様ー！！」


ﾛﾉｳｪ「レディの裸体を一瞬でも視界に入れてみたまえ、その羽根全てむしり取るぞ？」


ｶﾑｲ「ヒェッ」


「グルルル…」



ちなみにロミエールはケロリの使い魔と共にカムイを見張っている




ﾘｰﾄﾞ(まままッ まじでか…！？)

入間「りっリードくん！？大丈夫！？」

ﾘｰﾄﾞ「ちょっ静かにしてて」



聞こえてくる会話に集中する思春期丸出しのリード
きゃっきゃうふふしはじめる女の子達に涙を流して喜んでいる



ﾘｰﾄﾞ「僕…この能力に生まれて良かった…」

入間「なっ泣いてるッ！！！」

201→←199

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す