検索窓
今日:18 hit、昨日:45 hit、合計:4,767 hit

210 ページ13

ロミエールは思案する

オロバスも厄介な好かれ方をしたものだ




基本的にクロニカはまともな行動を取る




戦闘狂でありながらも、誰彼構わず喧嘩を売るようなことはしない




『気に入らない奴は消す』思考でありながら、サリバンの顔を立てるために貴族会ではウバウを見逃した





だから今回も収穫祭や普段の鍛錬でいう常識的な範囲内でオロバスと戦うんだろうと思っていた






まあその結果が



クロニカの手によってボロボロの姿で転がっているオロバスなのだが





クロニカ「うんスッキリした!頭も冷えた!
ごめんねオロバスくん、八つ当たりなんかで酷い事をしたね」




いつも通りになったクロニカが木に背を預けているオロバスに歩み寄る



オロバスはクロニカに視線をやるが、そこに怯えや恐怖は感じられない




クロニカ「…私のこと、怖い?」




眉を下げ、両手で自分の頬を包み込むクロニカに対して




『オロバス・ココは笑いかけた』



オロバス「…まさか」




クロニカの手に擦り寄った




オロバス「私はむしろ…今歓喜している
これがクロニカさんの愛なんだろう?

今まで嫉妬で君から地に沈められた奴がいないというのなら、それなら、
私が、今はクロニカさんの『1番』ということだ」



ロノウェ「待て待て待ちたまえ!!開けたらいけない扉を開いてないか君は!」



恍惚とした表情を浮かべるオロバスに、ロミエールはこれはいかんと思い流石にツッコむ



ロノウェ「クロニカ!まだ端末契約もしていないのにすでに堕ちかけているぞ!まーた君は誑し込んで!」


クロニカ「失礼だな、純愛だよ」


ロノウェ「そうだろうが!そうだろうけども!
ちょっとこっち来るロノウェ!」



ロミエールによって連行されていくクロニカ
その場にはオロバスだけが残された



オチョ(…今がチャンス!)



これ幸いにとオチョが飛び出してオロバスの記憶消去にかかる


オロバス自身、クロニカの愛に『あてられて』惚けたままだったので消去は滞りなく済み、オチョはそのまま逃げ去って行った

そのタイミングを見計らってクロニカが姿を現す



クロニカ「えーと、オロバスくーん…無事かな?」


オロバス「ん……あ、ああ…?すまない、なんだか記憶が朧げで…」


クロニカ「えっ!私が君をボコボコにしたのも忘れちゃったの!?」


オロバス「いやそこは覚えて…る、んだが…
なんだか君に物凄いことを言った気がする…わ、忘れてくれ…」

211→←209



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
設定タグ:魔入りました!入間くん , オリ主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かもしか(プロフ) - メグミさん» おお…!メグミさん、ありがとうございます!励みになります! (12月12日 19時) (レス) id: 52cf4bd518 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - 面白過ぎて一気見て来ました!更新をのんびり気ままに待ってます! (12月11日 18時) (レス) @page19 id: eda99f50ca (このIDを非表示/違反報告)
かもしか(プロフ) - ユノンさん» ユノンさん、ありがとうございます〜!のんびりやっていこうと思います! (11月26日 14時) (レス) id: 52cf4bd518 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ。 (11月20日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かもしか | 作成日時:2023年11月5日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。