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クロニカ「やあ、さっきぶりだねオロバスくん」
オロ・オチョ「「!?」」
さっき別れたはずのクロニカが姿を見せたことに動揺するオロバスとオチョ
オチョ(なぜ彼女がここに!?まさか今の今まで踊らされていたということか!クソッ)
まだオロバスの記憶を消していないので、オチョはこのまま逃げ帰ることはできない
そのまま影で事の先を見守る
ロノウェ「クロニカが直々に相手をしてくれるそうだ!よかったな!」
オロバス「な、何故クロニカさんがここに…」
クロニカ「君らの後を追っただけだから何故もなにも…
いや、オロバスくんはなにも悪くないんだぜ?君は侵入者に操られて暴走してしまっただけで、本来は誠実でまっすぐな優しい子だ
私はそんな君が好きで…大好きで愛おしくて…ずっと側にいたいって思った…だからこそ
私以外のやつに支配されてるのが心底腹立たしい」
スッ…とクロニカから表情が削げ落ちた
クロニカはそもそも表情にあまり変化が出ない
呆れていようとも焦っていようとも常に微笑みをベースにした表情だ
だが今のクロニカは誰がみてもわかる程に怒りを宿している
オロバス「クロニカ、さん…?」
クロニカ「私はね、こう見えて嫉妬深いんだよ
私以外から傷を受けているのも気に食わなかったから、アズに負わされた火傷も治した
私が今から上書きするためにね」
オロバス「ま、待ってくれクロニカさん…!」
クロニカ「待たない」
ロノウェ「僕に対してバチバチに殺気立っておきながらクロニカには猫被りとは恐れ入る!」
クロニカが今から何をしようとしているのか察し、その怒りに気圧されて青褪めるオロバス
ロミエールの煽りに反応する余裕もなさそうだ
逃げ腰になっているが、逃がしはしないとばかりにロミエールが彼の背後に控えている
クロニカ「ああでも大丈夫心配しないで!
リタイアしない程度に痛めつけてあげるからね
さあ、闘り合おうぜオロバスくん
万が一…いや、億が一にも君が勝てたら私達2人分の宝玉をくれてやる
そうでもしなきゃ君は若王を逃すことになるぜ」
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かもしか(プロフ) - メグミさん» おお…!メグミさん、ありがとうございます!励みになります! (12月12日 19時) (レス) id: 52cf4bd518 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - 面白過ぎて一気見て来ました!更新をのんびり気ままに待ってます! (12月11日 18時) (レス) @page19 id: eda99f50ca (このIDを非表示/違反報告)
かもしか(プロフ) - ユノンさん» ユノンさん、ありがとうございます〜!のんびりやっていこうと思います! (11月26日 14時) (レス) id: 52cf4bd518 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ。 (11月20日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かもしか | 作成日時:2023年11月5日 15時