182 ページ35
「「「それは特訓じゃない」」」
入間「あれ!!?」
クロニカ「それ特訓のこと忘れられてるでしょ」
ゴエモン「もはや下僕でござる」
クララ「イルマち…いじめられてる」
アズ「大丈夫ですか!?カルエゴ卿に報告しましょうか!?」
全員からツッコまれて困惑する入間
リード「んじゃあ!クロニカのとこ!クロニカのとこはどうなの!?ていうか誰を特訓してるのかそろそろ教えてくれてもよくない!?」
クロニカ「ええ〜?よく頑張ってるよとしか言えないんだけどな〜」
リード「そう言わずに〜!」
ピロリロリロリーン
リードとクロニカが押し問答していると、問題児達のス魔ホから着信音が流れる
「「「集合」」」
「「「了解」」」
アズ「なんだ…行くのかお前ら…」
リード「うん…やっぱ追放は嫌だし…それに、こういう大人のムチャに負ける方が嫌だよな
僕たち問題児だもん」
そう言い捨てるリードだが、踵を返してクロニカの方へ歩いていく
リード「クロニカも期待しててよね!
ジャズだってまあ…無事で特訓してるだろうし!」
クロニカ「ああ、いつでも『期待』してるぜ
私の愛しい端末」
クロニカからの激励を受けて満足そうに笑ったリードは今度こそ教室を出て行った
クロニカ「…さて、そろそろこっちも本腰入れた方がいいかな」
──────
マルバス「と、いうわけで
今日はクロニカは用があるので僕とマンツーマンです」
ロノウェ「いうていつもと変わらないロノウェ…!」
マルバス「まあそれはそう
ああでも、いくつか言わせてもらいたいんだけどいいかな?」
ロノウェ「…何かね?」
雰囲気と声色が変わったマルバスに、ロミエールは内心身構える
マルバス「クロニカから受け取った光球は今持ってるね?」
ロミエールの懐を指差すマルバスに頷いてみせると、マルバスは苦笑いする
マルバス「分かってるだろうけどあえて言わせてもらうよ
『それ』はね、持ってるだけじゃなんの意味もないんだ
覚悟ができてないとか、憎悪に沈むのが怖いとか、それは端末として些細な理由でしかない
僕達にあるのは『クロニカの力になれるか』それだけだよ」
ロノウェ「………」
37人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
素無異 彩(プロフ) - ありがとうございます! (8月14日 13時) (レス) id: ed4ffeae12 (このIDを非表示/違反報告)
かもしか(プロフ) - 素無異 彩さん» 素無異さんはじめまして!励みになります、ありがとうございます〜!収穫祭編でちょくちょくマルバス先生出せたらな〜、と思います! (8月14日 12時) (レス) id: 52cf4bd518 (このIDを非表示/違反報告)
素無異 彩(プロフ) - はじめまして!急ですがマルバス先生にも出番をあげてください!この作品大好きです!更新待ってます!! (8月8日 10時) (レス) id: ed4ffeae12 (このIDを非表示/違反報告)
かもしか(プロフ) - ユノンさん» ユノンさん、ありがとうございます!書きたかったウォルターパーク編が書けてホッとしております!これからもご期待くださいませ! (6月19日 0時) (レス) @page9 id: 52cf4bd518 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続編おめでとうございます! (6月13日 22時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かもしか | 作成日時:2023年6月11日 20時