歴史様が参ります！4

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長刀や槍、大剣などの大振りな武器も全て一緒くたになって飛んでくる
地面にはびっしりと武器で作られた剣山が出来上がるが、それが止む気配はない



ﾏﾙﾊﾞｽ「【湯水のごとく(ノン・リロード)】…とある世界の女性の能力をクロニカがスキルとして改造したものだよ
本来は銃火器を弾切れさせずに扱えるってものなんだけど…ちょっと使い方を工夫すればこの通り、無限に出てくる暗器の完成

ほら、早く僕に向かって弾くなりなんなりしないとジリ貧だよ？」


ﾛﾉｳｪ「簡単に…言ってくれるッ！」



弾こうにも、猛攻の隙を突くことができずロミエールの身体はただただ傷付いていく


時間がくる頃には傷だらけのロミエールが膝をついて息を切らしていた



ｸﾛﾆｶ「そこまで！
マーチありがとう、今日はこれくらいにしておこうか」


ﾏﾙﾊﾞｽ「僕も先生だからね、当然だよ
じゃあまた授業でね」



マルバスを見送るとクロニカはロミエールの傷を治しにかかる



ｸﾛﾆｶ「ロミー、治療するからちょっと肩借りるぜ」


ﾛﾉｳｪ「イタァ！！き、傷をなぞるのはやめるロノウェ〜！」


ｸﾛﾆｶ「ああごめんごめん、傷だらけになって息も絶え絶えになってる姿を見てたら…つい

興奮しちゃって♡」


ﾛﾉｳｪ「癖(へき)が穿(うが)りすぎてるロノウェ！！いたた…！」



ロミエールの傷をわざと力を入れてなぞる

ボロボロになった男は色気が増す…故に気に入った男を痛め付けてしまう、クロニカの悪い癖である
もはやクロニカも元祖返りなんじゃなかろうかと勘繰ってしまうが、彼女は悪魔ではないので素でコレである



ｸﾛﾆｶ「はい、治療終わり！それじゃまた明日からも頑張ろうね」


ﾛﾉｳｪ「ああ……記憶の件なのだが、光球は僕が持っていてもいいかね？」


ｸﾛﾆｶ「うん、ロミーの考えを尊重するよ
君のタイミングで飲むといい」



光球を見つめ、懐に隠すとロミエールは寮に戻っていく
生徒会メンバーには傷だらけの姿に大層ビビられ、ジョニーからは指差して笑われたらしい

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