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クロニカ「私が思い出させてあげよう
この光球を飲み込めば奴らの記憶が蘇る
ただし今の君は元祖返りだ、怒りを制御できなければただの暴虐な悪魔に成り果てる」
眉間に皺を寄せてごくり、と生唾を飲み込むロミエール
クロニカ「だけど安心して、必ずや君を『強く』してみせると約束する
それこそ、六指衆に負けないくらいにね
私の
トン、とロミエールの胸に手を置いてクロニカは妖艶な笑みを浮かべる
クロニカ「私は君を
『魔界で最も慈悲を持たない悪魔』にするためにここに来た」
ロノウェ「! …慈悲、かね?」
クロニカ「そ! まあ基本的にやることは今までと変わらないんだけどね
躊躇いなく、相手を再起不能になるまでに痛めつける、それができるようにするための訓練だ
というわけで、
こちら!特別ゲストのマルバス・マーチくんでーす!はい拍手ー」
マルバス「あ、どうもー」
前触れなく背後から聞こえた声にバッ!と飛びのくロミエール
ロノウェ「なァッ!?いつの間にいたのかねマーチ教諭!!」
マルバス「『私の計画を〜』辺りから」
ロノウェ「なんだ別に
マルバス「お馴染みの流れじゃなくてごめんね!?
ところでクロニカ、これって僕がロミーくんの相手をしたらいい感じ?」
クロニカ「うん、一つバシッと頼むよ」
マルバスがクロニカの言葉に頷くと、無詠唱のクワルツ・クワルツで彼のチョーカーが黒いコートに変わる
クロニカ「この光球を飲むかどうかはロミーに任せるよ
では第一の試練『相手の猛攻を潜り抜けろ』、始め!」
ロノウェ「…ッ【
開幕マルバスから複数のナイフが飛んでくる
鋼鉄に変化させた尾を振るえばガキン!という音と共に全て弾かれるが、すぐに次の攻撃が来る
ロノウェ「何故コートなのかと思ったが、無限収納できる魔具か!
ならばマルバス教諭は暗器使い、といったところかね?拷問だけではないとは恐れ入るロノウェ!」
マルバス「あはは、御名答!クロニカの端末であるが故の加護、だけどね!
正史の僕が実際のところどうなのかは知らないけどさ」
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素無異 彩(プロフ) - ありがとうございます! (8月14日 13時) (レス) id: ed4ffeae12 (このIDを非表示/違反報告)
かもしか(プロフ) - 素無異 彩さん» 素無異さんはじめまして!励みになります、ありがとうございます〜!収穫祭編でちょくちょくマルバス先生出せたらな〜、と思います! (8月14日 12時) (レス) id: 52cf4bd518 (このIDを非表示/違反報告)
素無異 彩(プロフ) - はじめまして!急ですがマルバス先生にも出番をあげてください!この作品大好きです!更新待ってます!! (8月8日 10時) (レス) id: ed4ffeae12 (このIDを非表示/違反報告)
かもしか(プロフ) - ユノンさん» ユノンさん、ありがとうございます!書きたかったウォルターパーク編が書けてホッとしております!これからもご期待くださいませ! (6月19日 0時) (レス) @page9 id: 52cf4bd518 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続編おめでとうございます! (6月13日 22時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かもしか | 作成日時:2023年6月11日 20時