歴史様が参ります！4

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ﾛﾉｳｪ「僕はこの度クロニカの騎士(ナイト)、つまり端末となったのだ！名前で呼ぶのは当然ロノウェ！」


ｵﾛﾊﾞｽ「」


ｼﾞｮﾆｰ「こんなやつに先を越されて気の毒に…」


ﾛﾉｳｪ「こんなやつとは何かね、やるのかね？」


ｼﾞｮﾆｰ「上等だコラ」


ｸﾛﾆｶ「ロミーなんか血の気多くなった？
やめときなよ、ジョニー強いよ」



ショックで言葉を失うオロバス
だが収穫祭で若王になったら、と約束したのは自分なので文句は言えない




ｸﾛﾆｶ「あ、でもこの4人が揃ったのは丁度いいね 鍛錬しよ」


ｼﾞｮﾆｰ「なんて流れるような自然な導入なんだ、俺でなきゃ見逃しちゃうね」

ﾛﾉｳｪ「せやな」


ｵﾛﾊﾞｽ「もうツッコミませんよ私は」



とはいえ、クロニカとロミエールは帰ってきたばかりなので全員で組手をするだけにとどめる流れになる



ｸﾛﾆｶ「まずは私とジョニーがやってみせるから、2人はよく見ててね」


ﾛﾉｳｪ「ロ…！？もしかして僕は男と…！？」


ｼﾞｮﾆｰ「お前、初手からクロニカとやるつもりだったのかよ死ぬだろ普通に」


ﾛﾉｳｪ「それはそうロノウェ」


ｸﾛﾆｶ「君ら私をなんだと思ってるんだぜ
この後1人ずつ私とやるんだよ」



ジョニーとクロニカが配置につき、ロノウェの声で同時に動き出す


最初に動いたのはジョニー
連続で拳を繰り出すが、クロニカは全て受け止める

時折りカウンターを織り交ぜてくるため、段々とジョニーの方が押され始める

ものの数分でジョニーは地面に倒され、クロニカは彼の顔面で拳を寸止めしていた



ｼﾞｮﾆｰ「あー…やっぱ手数が違うな…
クロニカのカウンターを捌ききれなかった」


ｸﾛﾆｶ「でも前より5発くらいもったよ」


ﾛﾉｳｪ「お見事ロノウェ！やはりクロニカの戦う姿は美しい！！」


ｵﾛﾊﾞｽ「なんというか…偏見で申し訳ないのですが、ジョニー先輩はクロニカさんに攻撃できないと思っていたので意外です」


ｼﾞｮﾆｰ「まあ、普段のやり取り見てたらそう思われても仕方ないな」



苦笑いしながら頭を掻くジョニー



ｼﾞｮﾆｰ「だがお前も端末になりてぇんなら覚えとけよ
クロニカだろうと誰だろうと、戦闘で相手に情けをかけるのは無礼になるからな」


ｵﾛﾊﾞｽ「…はい、心得ておきます」



悲鳴をあげながらクロニカと組手をするロミエールを見て、自信がないながらもオロバスは頷いた

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