れきまい！ (ページ8)

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たまには息抜きを【ジョニー】（リク）ページ8

※王の教室解放前

突然だが、基本的にクロニカ宅に泊まるのはジャズとリードの2人だ

理由としてはザガン・ジョニー・ウエスタンは生徒会であり、生徒会には個別の寮が存在するからだ

つい最近ロノウェ・ロミエールというジョニーにとってストレスにしかならないメンバーが増えたのもあり、毎日心労がマッハなのである

つまり、彼にはストレスを発散する暇などありゃしない

「あー…と、ダーリン？」

「なんだいハニー」

「いや、この状況はなんなんだ？俺はクロニカから話があるってきいて来たんだが…」

んー？と首を傾げてニコニコ笑うクロニカ
そんな彼女はベッドに腰掛けている状態で、絶賛思春期のジョニーはどうしても意識してしまう

「最近のジョニー、疲弊してる感がみえみえだからさ、癒しが必要だと思ってサービスしようかなと」

「ﾝｸﾞｯ、気持ちは嬉しいんだがまだ仕事が…」

「アメリちゃん曰く『よろしく頼む』だそうだよ」

「か、会長…」

ジョニーの脳内に親指を立てるアメリと生徒会メンバーがよぎるが、悔しがるロノウェも同時に見えたので良しとした

「一日休んでいいってさ
体調崩しても迷惑かけちゃうし、思う存分ストレス発散しといた方がいいと思うけど？」

そう言うとクロニカはジョニーの手を優しく握り目を見つめる
それまでは緊張で身体がこわばっていたジョニーだが、段々と目に欲が宿っていく

「わ」

ジョニーがベッドの上にあがり、豊満な胸に顔をうずめると短く声を上げるクロニカ
少しくすぐったそうにしながらも、ジョニーの頭を優しく撫で続ける

「あー…癒される…」

いい子いい子、と頬を撫でてやれば手にすり寄るのが可愛らしくてクロニカの頬が緩む

「ロノウェもロノウェで心底ウザってぇんだが…それに加えてあのクソ非公認師団がいらん心労を増やしやがって」

「あ、あー…彼らね…それはまた苦労したろ

毎日よくがんばってるね。裏方の仕事もしっかりこなしてくれてるしすごく助かってるよ」

「はい、あーん」と差し出されたクロニカの指をあぐあぐと甘噛みし始めるジョニー

これは彼の愛情表現であり、甘える時によく見せる行動だ

しばらくするとだんだん噛む力が弱っていき、そのまままた胸にダイブした
つまり寝落ちである

ずり落ちた眼鏡を回収してジョニーをベッドの中に寝かせる

「いつもお疲れ様、良い夢を」

額に口付けて隣に寝転び、彼女もそのまま目を閉じた