＊17 わかりやすい ページ18
＊黒田side
黒田「おりー、A遅いね」
織山「うん」
此処に来る時間である2時を過ぎてもAが来ない。
LINEではもうすぐ着くよ！って連絡きててそれから30分は経っている。
内村「Aちゃん大丈夫かなぁ〜」
元木「どうせ迎えに行った星輝達に囲まれて鼻血出してんじゃない？」(←ほぼ正解)
黒田「おりは迎えに行かないの？」
織山「……」
黒田「おり？」
織山「…いや、海琉たちが行ったからいいでしょ」
Aが来るのに不機嫌な顔しちゃって、
本当は自分が迎えに行きたかったんでしょ。
わかりやすい織山は見てて面白い。
元木＆内村なんかそんな織山をみて必死に手を当てて笑いを堪えている。
織山「……いや、やっぱり行く」
黒田「お？どうした？行く？」
織山「あいつ人待たせてんだよ💢」
はい、A今日スパルタ指導決定でーす(笑)
ドンマイ！と心の中で手を合わせた俺は騒がしい廊下の方に行く織山の後を追った。
『キャー！！かわいい！！！』
廊下での奥の方で響く高い声。この声は……(笑)
織山「向こううるさ(笑)」
黒田「あー、あの声は間違いなくAだね」
声を聞いただけですぐ機嫌が治る織山。
単純だわ(笑)
こんなこと本人に言ったら殺されるから言わないけど。
声のする方に近づき角を曲がるとAが久保達に抱きついてるのが見えた。
やっぱりの光景だけど、
………あー。
黒田「お、おりやま」
織山「近くね？」
顔コワ。
．
織山に振りを教えてもらっている途中、
休憩をもらい、渉と織山と3人で水を飲む。
黒田「おりー」
織山「ん？」
黒田「Aのことどう思ってんの？」
織山「ブフッ‼︎」
ヴァサ「うわ、汚っ！！」
織山「……ケホッケホッ……はい？」
黒田「いやさ、織山Aのこと好きでしょ？」
織山「…え？」
ヴァサ「分かっててなんで聞いたんだよ(笑)」
黒田「確認！確認したくて！」
織山「はぁ？…なんで？」
なんでととぼける織山に渉がトドメを刺した。
ヴァサ「分かりやすいって笑」
織山「えぇ、嘘…」
黒田「まぁ、本人は気づいてないけどね」
．
織山をいじり倒してる途中、向こうで休憩していたAを元木君と内村君が挟むようにして座った。
何を話しているのか分からないけど、なんか楽しそう。
黒田「おり笑」
織山「…近い」
だから顔怖いって(笑)
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作者名：にしか | 作成日時：2023年1月3日 13時
