#ひとりじめ-3 JK ページ42
「………く、ジョングク、wake up」
ゆさゆさと体を揺さぶられる感覚に、ジョングクは重たい瞼を押しあげた。
寝ぼけ眼でまだよく見えない視界いっぱいに、ユナの顔が写って。
ジョングクはそのまま腕を伸ばすと、ユナをベッドに引き摺り込んだ。
YN「アンデ、アンデ、ジョングク、もう起きて。
もういかなきゃいけないの」
「んぅ、…あと5分だけ」
YN「アンデ！」
「イタッ」
ユナを抱き込もうとしたジョングクは首筋に痛みを感じて、慌てて目を開けた。
視界に映るユナは、むすっとした顔をしている。
「、いま噛んだ？」
YN「、噛んでない」
「、……噛んだよね？」
YN「噛んだ！もう！Wake up, JK!」
ユナは掛け布団を跳ね飛ばすように起き上がった。
ーーーユナって、思ったよりパワフルだ。
昨日の夜からずっと、ジョングクは新しいユナの一面を見つけてばかりな気がする。
「ごめんごめん、起きるから。機嫌を直して、ネサラン」
立ち上がって、背後から屈み込みながらユナの頬に唇を寄せると、ユナはすぐ嬉しそうにはにかんだ。
カーテンの隙間から外を見ればまだ薄暗い。
ジョングクが寝ている間に、ユナはしっかり身支度を整え終えていた。
黒のタートルネックに黒のスキニー。
ジョングクも好きなシンプルなブラックコーデだ。
華やかな顔立ちのユナは、シンプルな方がその華やかさが引き立てられる。
メイクをしていないユナは、クリクリとしたガラス玉のような瞳が際立って、いつもよりあどけなくみえる。
部屋に散らばった荷物を一つ一つスーツケースに詰めていくユナをベッドに寝転がったまま見守る。
スーツケースを閉じたユナが、くるりと振り返って。
「終わった？」と聞くと、「Done!」と腕を広げて待ち構えていたジョングクの胸の中に飛び込んできた。
二人でごろごろとベッドの上を転がる。
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kamome(プロフ) - みゆさん» ありがとうございます。そう言っていただけて、嬉しいです😊 (2023年2月3日 15時) (
レス) id: 7a5f009426 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - とても素敵な作品でした！続編楽しみに待ちます。 (2023年2月3日 6時) (レス) @page39 id: 0654fcd9f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kamome | 作成日時：2023年1月30日 4時
