#19-2 ページ19
いつだったか。
ユナたちに絡んできたどこかの女の子たちと、同じ目だ。
女性が言葉を発するたびに、隣に立つジョンヨンの気配が怒りを帯びていく。
JY「ちょっと、さっきから失礼なんじゃないですか」
N「気を悪くさせたならごめんなさいね。でもうちのグループを守るために言っておかないとと思って。お互いのためよ」
女性の真っ赤な唇が綺麗な弧を描く。
唐突にユナは、自分の腹の底からじわじわと熱が込み上げてくるのを感じた。
ーーーあぁ、ほんとうに。
「うちの」という言葉が繰り返されるたび、「お前は部外者なのだ」と突き付けられる。
ーーーほんとうに、うっとうしい。
余計な感情も、余計な言葉も。すべて。
でも一番うっとうしいのは。
いつまでも中途半端な自分だ。
ユナはゆっくりと、口角をあげた。
「そうですね」
JY「、ちょっとユナ？」
N「そうでしょう。理解してくれたみたいでよかった」
「そうですね。
中途半端なことは、もう辞めることにします。」
N「、えぇ。お願いね」
にこりと女性に微笑み返したユナの心は、もう揺れ動いてはいなかった。
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kamome(プロフ) - みゆさん» ありがとうございます。そう言っていただけて、嬉しいです😊 (2023年2月3日 15時) (
レス) id: 7a5f009426 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - とても素敵な作品でした！続編楽しみに待ちます。 (2023年2月3日 6時) (レス) @page39 id: 0654fcd9f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kamome | 作成日時：2023年1月30日 4時
