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年末のKBS歌謡祭に向けた練習のために訪れたジョングクたちの事務所。
そこでユナが目にしたのは、彼が「ヌナ」と呼ぶ女性と親しげに言葉を交わす姿だった。
ユンギが、ジョングクがデビューする前のことを、ユナは知らない。
それだけじゃなくて、彼らがBTSとして過ごしてきた日々だって、ユナは何一つ知らなくて。
女性との間で楽しげに交わされる会話に、ユナは居心地の悪さを感じた。
それから。
ユナには、いくつかの制約がある。
そのうちの一つが、食事だ。
コーラ。チキン。ラーメン。
多くの人が好んで食べであろうそれらを、ユナは口にすることができない。
厳密に言えば禁止されているわけではなくて。
かといって決して推奨されるわけでもないけれど。
糖質。脂質。塩分量。
体質上、ユナは常にそれら全てに注意を払っている。
それはユナが「TWICE」として活動し続けるために、自分で必要だと判断して、課した制約だ。
必要なことだと、わかっているけれど。
もう慣れたことだけれど。
時々。
周囲と同じ物が食べれないことに、心が重くなる。
「大丈夫。自分で決めたことだから」
だから、大丈夫。
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kamome(プロフ) - みゆさん» ありがとうございます。そう言っていただけて、嬉しいです😊 (2023年2月3日 15時) (
レス) id: 7a5f009426 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - とても素敵な作品でした！続編楽しみに待ちます。 (2023年2月3日 6時) (レス) @page39 id: 0654fcd9f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kamome | 作成日時：2023年1月30日 4時
