#2018-13-1 JN ページ2
SG「ジョングガ」
JK「はい?、！ありがとうございます！」
ユンギが一通の手紙をジョングクに手渡すと、ジョングクはいそいそと練習室の隅に腰を下ろした。
メンバーたちに背を向けるようにして、早速手紙を読み始めたジョングクに、ジンたちは顔を見合わせて、笑みを浮かべた。
真剣に手紙を読んでいるジョングクの背を見つめるジンたちの視線は自然と柔らかくなる。
あの「愛の逃避行事件」(命名：ジン)の次の日。
仕事を終えて宿舎に戻ってきたジンたちに、「話があります」と緊張からか、強張った表情のジョングクが話を切り出した。
事前にユンギから、ジョングクがユナと出かけたことを聞いていたジンの予想通り、ジョングクが話し出したのはユナとのことで。
真剣に、真面目な表情で「ユナのことが好きだ」と話すジョングクに、「BTSのジン」として、少し厳しい言葉もかけたけれど、ジンの内心は嬉しい気持ちでいっぱいだった。
ジンたちと違って、ジョングクは高校生でデビューをしたから、普通の学生生活を送ることができなかった。
諦めなければならなかったことも、経験できなかったことも、きっとジンたちよりも多かっただろう。
友人関係も、恋愛も。
青春時代の全てをBTSに捧げてきたジョングクを側で見守ってきたからこそ、「チョン・ジョングク」としての幸せを見つけた弟に、兄として嬉しくなった。
二人の誕生日を機に始まった手紙のやりとりは、これで３、4回目になるだろうか。
BTSもTWICEもツアーの真っ最中で、ずっと韓国にいられるわけじゃない。
頻度は多くはないけれど、二人の文通はちゃんと続いていた。
ツアー先で、手紙を書くためのポストカードを探すジョングクを、ジンは微笑ましく感じていた。
JH「ヤァ、もしかしてまだ手紙でやりとりしてるの？カトクは？まだ交換してないの？」
NJ「学生みたいで初々しくていいじゃないか」
JM「なんかカトクは直接聞きたいんですって」
TH「手紙の方が気持ちがたくさん込められていいよね」
「ヤァ、それよりヒョンはお前が橋渡し役をしてることの方が驚きだよ」
ジンたちの会話をいつも通り黙って聞いていたユンギに、ジンが揶揄うように声をかけると、ユンギは黙って首をすくめた。
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kamome(プロフ) - みゆさん» ありがとうございます。そう言っていただけて、嬉しいです😊 (2023年2月3日 15時) (
レス) id: 7a5f009426 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - とても素敵な作品でした！続編楽しみに待ちます。 (2023年2月3日 6時) (レス) @page39 id: 0654fcd9f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kamome | 作成日時：2023年1月30日 4時
