Baby's Breath. vol.2 (ページ21)

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#05-2 JK ページ21

SNSに挙げられた彼女の写真は、どれも笑っているものばかりで。

トラブルがあったことなんて、微塵も感じさせない。

ーーーきっと、怖かったはずだ。

味方のはずの社内のスタッフが、犯人だったんだから。

ジョングクは、スマホの声明文にもう一度目を落とす。

ーーー本当は今すぐ、ユナに会いに行きたい。

もう辛い思いはしていないか、この目で確かめたい。

でも今のジョングクにはその術が何もなかった。

ーーーヒョンから、彼女の様子を教えてもらえればと思ってたけど…

今はまだ、無理そうだ。

あの時、ヒョンの誕生日をお祝いした時に、連絡先を聞いておけばよかった。

聞くチャンスは何度もあったのに、いきなり距離を詰めすぎだろうかとか、彼女に引かれたらどうしようとか、色々考えてしまって、結局聞けなかったのだ。

「あ”ぁ”ー…」

ソファーに体を預けたジョングクは、両手で髪をかき上げた。

ーーーユナさんは、今何をしてるんだろう。泣いてないかな。…笑えて、いるのかな。