浅はかな自分のせい ページ17
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阿伏ちゃんが傍に居ててくれたから、不安も心配事もなくその日はよく眠れた。
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「…ん」
目が覚めてゆっくり起き上がり周りを見渡すと、阿伏ちゃんはもう居なくなっていた。
多分仕事が始まってるんだろう。時計は昼の11時を指していた。
「よく寝た…、あ」
団長に偉そうな口叩いたこと、ちゃんと謝りに行かなきゃな…今日は時間いっぱいあるし。
「…とりあえず部屋に戻ろう…」
医務室の扉をそっと開け顔を出すと、広い廊下にちらほら歩く団員達は居るけど、昨日の人達は居なかった。
急ぎ足で自分の部屋に向かって、誰にも呼び止められずに部屋に戻れてとりあえず安心した。
ひとまずお風呂に入り、念入りに身体を洗う。昨夜の事を思い出してしまい寒気がした。
阿伏ちゃんのおかげで最後まではされなかった。けど、男の人全員への嫌悪感が出てきてる。
ほんと、私が馬鹿だったなぁ…団長に言ったらなんて言葉返ってくるだろう。
………鼻で笑われそうだから言わない。
傷がしみるのでシャワーだけであがり、服を着る前に包帯と湿布と固定を慣れない手つきでやり始めた。
「昨日もう少しちゃんと手順見とけばよかった」
なかなか時間がかかりそう。
頑張ってちまちま進めていると、突然部屋のノック音が鳴った。
「え゛誰」
先に湿布を貼ろうとしていたから今はほぼ全裸でかなり焦った。
「あと15秒待ってください!!」
鍵はちゃんと閉めてるけど、こじ開けられたりしたら怖い。
急いで服を着てドアを開けた。
「え、団長…」
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ラッキーカラー
あずきいろ
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さな(プロフ) - Kさん» 返信遅くなりごめんなさい(><)すごく励みになりますありがとうございます! (2018年2月7日 3時) (レス) id: e49a683dbf (このIDを非表示/違反報告)
K - とてもおもしろかったです。続き頑張ってください! (2018年1月6日 10時) (レス) id: ca61ce99c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さな x他1人 | 作成日時:2017年12月20日 1時