【刀剣乱舞】戦闘女と、冷酷娘。2【ブラック本丸】

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ドールside

はぁ、はぁ、と、苦しくなる息の中、吹雪はどんどん強くなる。

吹雪が強くなっているのは私の能力のせい。

しかし、頼れる人がいない今……

"感情は己を支配します。もちろん、能力も…強くなるには感情さえもコントロールするのです。

力を"

『おさえる…ため…』

髭「…？ドールちゃん？」

今のは誰の言葉？

思い出せない。

でも、

あれは、きっと、ヒント…

感情を、コントロールする…

やってみるか。

私は目を閉じ、心を落ち着かせる……

『(己の力よ…わが命令に従え。この吹雪を、止めろ)』

膝「…おい、吹雪が…」

燭「やんだ…ね…嘘みたいだ」

そんな声が聞こえ、外に耳を澄ませる。

確かに風の音は無くなっている。

まさか成功するとは…

私はゆっくり目を開けた。

『……こんっ！こんっ！げほっ…』

どうやら咳はまだ治っていないらしい。

髭「大丈夫かい？吹雪がやんだし、少ししたら帰ってくると思うよ？」

私は黙って頷く。

へ「にしても、どうして急に吹雪がやんだんだ？」

その言葉にドキッときた。
もちろんときめく方じゃなくてヤバイの方。

髭「まぁまぁ、やんだんだし、結果オーライじゃない？」

へ「…まぁ、そうだな。」

『ごほっ！けっほけっほ！…うぅ……』

膝「ほら、水だ。」

膝丸が水をだしてくれる。私は少しずつ飲んだ。

髭「よしよし。うーんまだ帰ってこないのかなー？」

膝「どうだろうな…」

今夜はは眠れなそうだ。

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