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その刃は悠々と止められる。
刀は、刃がむきだしだったのにもかかわらず素手で止められた。
Aがその刃を握ったからだ。折るつもりはない。
｢そんなんじゃダメ。
…………良いこと教えてあげるよ。
人を殺す時に、そういう感情任せに刺すのはやめた方がいい。
それは、ダメな殺しの方法だ。
でも、例えば念入りに策を練ってるとか、復讐のためだけに生きてきた人が人を殺すとか…。
そういう風に冷静に考えて殺さなきゃ。
じゃなきゃ殺す方も殺される方も対等じゃなくなる。｣
そう言い放って、ゆっくりと握っていた刃を首元にもっていく。
自分自身の首に当てて、まっすぐとした目で言い放った。
信濃の手に力は入っていなく、Aが離せばダランとした状態になるであろう。
薬研 厚 後藤も、信濃がダメだったらAを殺しにかかるだろう。
あまりにも沈黙が長いため、痺れを切らしたAが言う。
｢…殺さないの？｣
その言葉にハッとした。
ゆっくりと刀を下ろし、手をだらーんと力なさげに降ろす。
そのままAを抱きしめた。
少し警戒するものの、殺意がないのは確かだ。
｢っ…うっ…うぅっ…っ！うぁぁあ!!｣
大粒の涙をこぼす信濃。
ゆっくりとAもしゃがみ、信濃の目線に合わせて頭を撫でる。
｢………よしよし…辛かったね…。｣
裏表な本音。
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みゅーぽむ(プロフ) - 津姫さん» 応援ありがとうございました！次回作も読んでくださると嬉しいです！ (2017年9月26日 10時) (
レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
津姫(プロフ) - 完結おめでとうございます！次作も楽しみにしてますね♪ (2017年9月26日 0時) (レス) id: 2bee4b9cb2 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーぽむ(プロフ) - ビックリリンカさん» コメントありがとうございます！更新遅れて本当にお詫び申し上げます。これからも刀剣乱舞小説作者としては続けていくつもりですので、次回作も見てくださると嬉しいです！ (2017年9月26日 0時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
ビックリリンカ - 初コメ失礼します。この作品が面白くて、主人公ちゃんがかっこいい惚れた。イケメンかよ 更新頑張ってください!! (2017年9月18日 21時) (レス) id: 93f09a25c9 (このIDを非表示/違反報告)
闇月 - はっはっはっ。いやはや、気づかなかったとは驚いたな。 (2017年9月15日 21時) (レス) id: 451c317d57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅーぽむ
| 作成日時：2017年9月7日 1時
