File7 ページ8
「当分は安静にしてろよー」と言って、いつも置いてある黒羽快斗としての洋服を渡す。
「いっつもサンキュ〜」と言って服を着替えた。
なんやかんやで色々やってしまうAも、だいぶ甘いのだろう。
脱ぎ捨てた服を片付けながら、「今何時?」と黒羽に聞くと「えっとー…朝6時。」と言われた。
「そろそろ快斗も学校 始まんじゃん。ほら、帰った帰った。」
快「それはAも一緒だろ?」
「まー…ね。それじゃまた。」
快「おー治療代は後々振り込んどくわ。じゃあな。」
そう告げて黒羽も出ていった。
そう。
Aも黒羽も、普段はただの高校生だ。
テスト嫌だねって話して、友達と寄り道して、宿題して…。普通の高校生なのである。
Aも制服に着替えてカーディガンを腰巻する。
髪をポニーテールからお団子ヘアーに結び変えたら世間用の宍戸Aに変身完了だ。
パッと時計を見れば、既に6:30を回っていた。
「やべぇやべぇ」とローファーを玄関から持ってくる。
ベランダに出て、ローファーを履くとそのまま外へ飛び降りた。
ひゅうぅ…とパンツが見えるが、今更である。
前口から出ると、変な人と遭遇したりマフィアやなんやらに絡まれる可能性があるのでいつもベランダから降りるのだ。
地面にぴたっと綺麗に着地すると、アパートの塀を登って少し走れば、表の世界に出る。
「やっぱこっちは空気が綺麗やわ…」
そんなことを呟きながら、
走って学校に向かった。
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ベルモット - 読ませて頂きました。文章が細かくて、状況説明や構成が伝わりやすかったですし、好みでしたストーリー性も。闇医者と言う裏の仕事をしている夢主と言う魅力に翻弄されました。 (2019年11月21日 3時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
神怜(プロフ) - み ゅ ー ぽ む 。さん» 返信ありがとうございます。私もただ疑問に思っただけなので大丈夫です!小説とても面白いです。応援してます! (2018年10月9日 0時) (レス) id: 7405f0c154 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 神怜さん» 私もそこまで警察等に知識はないのですが、そもそも黒の組織やら薬やらが出てくる時点で原作の方もトンデモ設定なので書かせていただいてます;; もし気に食わなければ、それは申し訳ございません。 (2018年10月8日 2時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
神怜(プロフ) - 闇医者設定とても好きなんですが、闇医者って普通、警察にバレたらやばいんじゃないでしょうか??(いきなりすみません (2018年10月8日 0時) (レス) id: 7405f0c154 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーぽむ(プロフ) - りのすけ。さん» あわわ!そう言っていただけると嬉しいです〜!これからもご愛読よろしくお願いします! (2018年5月9日 10時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅーぽむ | 作成日時:2018年4月19日 1時