File26 ページ28
ガサゴソ…と外の音が聞こえた。
それを聞き逃さなかったのは赤井と安室、それにAだ。
だてに何年も何年もこちら側の世界で働いている訳では無い。
「ザッと30人ってとこか。」
安「いや、潰すなら徹底的に潰すのがジャスミンのやり方だ。」
赤「倒しても倒しても湧いてくる…バイオハザード状態になるだろう。」
「りょーかい。あたしはコナンと部屋で待ってるわ。頼んだぞ赤井、安室。」
そう言って、コナンの手を引いておしいれのなかに入った。
「え、ちょ…」とコナンは戸惑っていたが、躊躇している暇はない。
「A姉ちゃん!なぁに?!」と江戸川が押入れの中で叫ぶものだから、「しっ…」と人差し指を唇に当てた。
5秒後、外からは安室と赤井の雄叫び、それに殴られていく音が響いた。
あまり子供の耳には良くない音なので、江戸川の耳を塞ぎながら息を殺す。
安室と赤井の強さはAがよく知っている。
あの2人だからこそ、Aも信頼して部屋に隠れることが出来るのだ。
スっ…と息をひそめていると、
「あっ、クッソ!赤井何油断してんだよ!!」という声と
「こっちだって余裕が無いんだ…!おいA!!」という声が続けて聞こえてきた。
瞬間、スパァン!!とドアを開けられる。
何故かその瞬間がスローモーションのように、鮮明に、かつ美しく描かれた。
「「A!!!」」と2人の叫び声が聞こえた。
後ろから江戸川が「危ないっ!!」と声を荒らげていたので、苦しそうな顔をしているのが想像出来た。
前にいる敵は拳銃を持っている。
次の瞬間、
敵はガラスをぶち破って、血を吐きながら飛んでいった。足のかけ技を食らったのだ。
その足技をしたのは他の誰でもない、
「あたし自分で自分の身くらい守れっけど。」
宍戸Aである。
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ベルモット - 読ませて頂きました。文章が細かくて、状況説明や構成が伝わりやすかったですし、好みでしたストーリー性も。闇医者と言う裏の仕事をしている夢主と言う魅力に翻弄されました。 (2019年11月21日 3時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
神怜(プロフ) - み ゅ ー ぽ む 。さん» 返信ありがとうございます。私もただ疑問に思っただけなので大丈夫です!小説とても面白いです。応援してます! (2018年10月9日 0時) (レス) id: 7405f0c154 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 神怜さん» 私もそこまで警察等に知識はないのですが、そもそも黒の組織やら薬やらが出てくる時点で原作の方もトンデモ設定なので書かせていただいてます;; もし気に食わなければ、それは申し訳ございません。 (2018年10月8日 2時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
神怜(プロフ) - 闇医者設定とても好きなんですが、闇医者って普通、警察にバレたらやばいんじゃないでしょうか??(いきなりすみません (2018年10月8日 0時) (レス) id: 7405f0c154 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーぽむ(プロフ) - りのすけ。さん» あわわ!そう言っていただけると嬉しいです〜!これからもご愛読よろしくお願いします! (2018年5月9日 10時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅーぽむ | 作成日時:2018年4月19日 1時