【名探偵コナン】闇医者女子高生。【逆ハー】

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グルグルに巻いた包帯を床に撒き散らし、傷を診る。
当初よりは穴が小さくなった感じもするが、やはり油断は禁物だ。



｢前より傷口は塞がってるから、動いても大丈夫だとは思うけど…。完治まで約１ヶ月ってとこかな。｣

赤｢１ヶ月か…派手にやられたものだよ。｣

｢……今回は誰 庇ったのさ。｣

赤｢庇ってなどいないよ。ヘマして…

｢赤井はヘマするような人じゃないのはあたしがよく知ってる。それにこの傷、咄嗟に銃の前に出ない限り出来ない傷型になってる。｣

…医者に嘘はつけない、か…。｣

｢ほんと…そのお人好しな性格どうにかしたら？いつか確実にあんたを殺す。｣



そう言ってビッ…と親指で首を跳ねる仕草をする。

あんた…もとい赤井は、こちら側の仕事のプロだとしても元々の性格があまりにも優しすぎる。

いつかきっとそれが仇となって目に見えてくる時が凄く怖い。


今だって人をかばって ここまで大怪我してるのだ。
｢頼むから…もうやめてよ…｣とガーゼを当てて、包帯を巻きながら言った。

｢君が弱っているのは珍しいなぁ…｣と少し面白がら
れながら言われ、

｢そりゃあたしだって１人の人間ですからねぇ…Aからのお願い。｣と赤井に言いながら、使い終わった包帯を捨てに行く。






ポツリと部屋に残された赤井は、









｢それじゃあ俺からもお願いだ。…無理しないでくれよ。｣





そう言った赤井の目は少し悲しそうだった。

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