File14 ページ15
タッタッタッ…と少し早歩きでポアロに向かうと、丁度看板の片付けをしていた安室が外に出ていた。
あくまで2人とも事情を知られなくはないので、「安室さん。」と名前で呼んであげる。
「あ、君はさっきの…確かーAちゃん?でしたっけ?」と向こうも白々しいフリをしてきた。
これ結構頭にクるな…とイライラしながら、「ごめんなさいさっき中に鍵を忘れたっぽくって…中に入っても大丈夫ですか?」と聞いた。
安「あぁ、構いませんよ。今日は僕が戸締りする番なので。」
「本当すみません…。」
そう言ってベルを鳴らしながら中に入った。
安室も、看板を持って一緒に中に入る。
すると無言でAはポアロのシャッターを閉めて、中からは何も見えないようにする。
安室も黙ってドアの鍵をガチャりと閉めた。
少女漫画では、イケメンに密室…?というようにキュンキュンするだろうが、今はそんなこと言ってる場合ではない。
「「なんでいるんだよ?!」」
同時に叫び声がポアロの中で響いた。
「いやいやいやこっちのセリフだから?!正直 心臓止まるかと思ったわ!」
安「それは僕も同じだ!そりゃ高校生とは聞いていたけど!」
「あんただって何食わぬ顔で働いてんじゃないよ!!ったく!」
安「それで…なんで貴方がここにいるんですか。」
「それはこっちのセリフ。さっき居た友達がここにイケメンがいるから行きたいって言われてついてきたらこのザマよ。」
安「はぁ…そこまで噂がのぼってるんですか…。」
「女子高生の噂力、マジ警察並だよ?舐めちゃダメだよ??」
無言でココアとコーヒーを入れてくれたので、黙ってココアを受け取る。
いい関係なのか、悪い関係なのか。
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ベルモット - 読ませて頂きました。文章が細かくて、状況説明や構成が伝わりやすかったですし、好みでしたストーリー性も。闇医者と言う裏の仕事をしている夢主と言う魅力に翻弄されました。 (2019年11月21日 3時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
神怜(プロフ) - み ゅ ー ぽ む 。さん» 返信ありがとうございます。私もただ疑問に思っただけなので大丈夫です!小説とても面白いです。応援してます! (2018年10月9日 0時) (レス) id: 7405f0c154 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 神怜さん» 私もそこまで警察等に知識はないのですが、そもそも黒の組織やら薬やらが出てくる時点で原作の方もトンデモ設定なので書かせていただいてます;; もし気に食わなければ、それは申し訳ございません。 (2018年10月8日 2時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
神怜(プロフ) - 闇医者設定とても好きなんですが、闇医者って普通、警察にバレたらやばいんじゃないでしょうか??(いきなりすみません (2018年10月8日 0時) (レス) id: 7405f0c154 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーぽむ(プロフ) - りのすけ。さん» あわわ!そう言っていただけると嬉しいです〜!これからもご愛読よろしくお願いします! (2018年5月9日 10時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅーぽむ | 作成日時:2018年4月19日 1時