File１ ページ2
朝方。
静かな路地に、ﾊﾞﾝｯ!と銃声が鳴り響いた。
続けて、ドサッ…と人が倒れる音がする。
銃を鳴らした男の方は、左腕を撃たれたのかそこの部分だけ赤くじわじわと染まっているシャツを右手で抑えていた。
ここの路地はよく裏の仕事をしている人達が銃撃戦だったり殺し合いだったりをする関係で、銃声など日常茶飯事。
そんな中、男…安室透こと降谷零は、頭がくらくらしていた。
こんなに長く銃撃戦が続くんだったら仮眠の一つくらいしておけばよかった…と今になって後悔する。
ついに立つことすらもままならなくなり、膝から崩れ落ちて地面に倒れた。
｢ここで敵に会ったら一網打尽だ｣とか、｢誰かが迎えに来てくれるよう連絡でも…｣などと頭の中で考えるが、その考えを頭に浮かべるのも辛い。
腕の血は止まらないし、書類はまだ提出してないし、他の任務だって終わってないのに…っ。
そう思いながら、降谷は静かに意識をシャットダウンさせた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
同じく朝方。
｢今日は激しくやってんなー…｣と下の銃撃戦を窓から眺めている女が一人。
彼女の名は、宍戸A。これでも闇医者だ。
ここの通りは先程も言った通り、裏の仕事をしている人がよく使う場所。
隙あらば、倒れてる人を少し治療するだけで結構 お金がもらえたりするのである。
だから今日もこうして下を眺めていた。
｢いい財布 いっないかな〜…｣と探していると、褐色で金髪の男が、腕から血を流しながら壁を伝って歩いている。
｢みーっけた。｣
寂しくポツリとつぶやくと、いつも来ている制服の上に白衣を羽織って、家を出た。
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ベルモット - 読ませて頂きました。文章が細かくて、状況説明や構成が伝わりやすかったですし、好みでしたストーリー性も。闇医者と言う裏の仕事をしている夢主と言う魅力に翻弄されました。 (2019年11月21日 3時) (
レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
神怜(プロフ) - み ゅ ー ぽ む 。さん» 返信ありがとうございます。私もただ疑問に思っただけなので大丈夫です！小説とても面白いです。応援してます！ (2018年10月9日 0時) (レス) id: 7405f0c154 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 神怜さん» 私もそこまで警察等に知識はないのですが、そもそも黒の組織やら薬やらが出てくる時点で原作の方もﾄﾝﾃﾞﾓ設定なので書かせていただいてます;; もし気に食わなければ、それは申し訳ございません。 (2018年10月8日 2時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
神怜(プロフ) - 闇医者設定とても好きなんですが、闇医者って普通、警察にバレたらやばいんじゃないでしょうか？？（いきなりすみません (2018年10月8日 0時) (レス) id: 7405f0c154 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーぽむ(プロフ) - りのすけ。さん» あわわ！そう言っていただけると嬉しいです〜！これからもご愛読よろしくお願いします！ (2018年5月9日 10時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅーぽむ
| 作成日時：2018年4月19日 1時
