[佐藤健] ページ22
｢何度お前は女を泣かせたら気が済むんだ！！｣
佐｢っるさいなぁ…。｣
ミーンミンミンミーン…と蝉時雨が響く夏。
頭がおかしくなりそうなほど暑い暑い夏休みだ。
そんな真夏の暑い日に、佐藤家からギャンギャンした怒鳴り声が響いた。
そのキンッ…とした声に、ベッドに寝転がっていた佐藤健は 耳を塞ぐ。
佐藤の目の前に仁王立ちしているのは幼馴染のA。
家が隣通しで腐れ縁というのかなんというのか、なんやかんや高校まで一緒になってしまった。
そんなAは、正義感が強い為か 佐藤のだらしない女関係にプンプン怒っているのだ。
佐藤は名を馳せた相当のチャラ男。18歳にして女を取っかえ引っかえである。まぁ顔がいいから許されるのだが。
先程も、Aが佐藤の家に入ろうとドアを開けると女の子が泣きながら家を飛び出していったのだ。
｢うるさいなじゃなくて！どうせまたヤッてる時に違う女から連絡来たんでしょ？！｣
佐｢うっ…図星だけど……。てか女をどうしようが俺の勝手じゃねぇかよ！なんでお前に指図されなきゃいけねぇんだよ！｣
｢だーかーらー！？勝手とかじゃなくて、泣かせんなっつってんだべや！！｣
佐藤は、何回も繰り返された言動にプチッと頭にきたのか｢っのやろ…｣とAの腕を引っ張ってドンッと押し倒す。
不意のことにAも全く対応出来ず、簡単に押し倒されてしまった。
｢あー…やっちまった…｣とAを押し倒したことを後悔する。
引張叩かれるかな…とか、泣かれたらどうしよう…などともんもん思う。
ひやひやしながらゆっくりとAの顔を覗くと、Aはびっくりすることに顔を真っ赤にして眉毛を8の字にさせまんざらでもない表情をしていた。
｢どっ…どいて…｣といつもなら強い力で押してくるが、全然力が入っていない。
｢えっ…｣と体が硬直する。
真っ赤になってく顔に、ついつい見惚れてしまう。
汗が1滴、顔から垂れた。
夏風が運んでくる、長年抱えた両片想い。
終わり
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泉美 - 何度も続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 また同じく【間宮祥太朗】のここの台詞 ｢わかったよ祥太郎 笑 祥太郎も修学旅行？｣ これも正しくは祥太朗ではないんでしょうか？ (2021年4月11日 1時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
泉美 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 同じく【間宮祥太朗】のここの部分 そう言うと、ぎゅうっと大きな頭体で抱きしめてきた。 これ正しくは大きな図体でではないんでしょうか？ (2021年4月11日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
泉美 - また続けてのコメントですみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが...。 【間宮祥太朗】のここの部分 祥太郎………？もしかして…祥太郎なの？｣ これ正しくは祥太朗ではないんでしょうか？ (2021年4月11日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
泉美 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは男の子の顔をではないんでしょうか？ 告白して来たのは男の子ですよね？ (2021年4月11日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
泉美 - こんばんは(*^^*) お久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 【竹内涼真】ページ10のここの部分 そう言って最後の最後まで口説き文句を言ってしまう。 言ったあとに、｢あ｣となって女の子の顔を見るとメロメロになっている事が多々あるのだ。 (2021年4月11日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅーぽむ
| 作成日時：2018年1月24日 22時
