second一万ヒット記念 1 ページ33
どんなに憂鬱だろうとも朝日は毎日のように昇る。そして始めた当初はピッカピカだったケースも今はどこか古ぼけて色褪せていて年月の速さを考える。
いやー…マジで一年って早いわ…去年の今頃って何してたっけ。武道館終わってー、デンタマ…あ、YouTubeで公開された辺りか。マジで一年って早いわ…などと思考をループさせていると頂点を指していた時計の長針はいつの間にか反対方向に行っており急がないと遅れてしまう。
バイクのキーを差し込み機嫌良く走り始めたバイクに軽く安堵し慣れた手つきで慣れた道を走り抜く。
目的地に着くと既に一名いた。
「? 珍しい、フジが来るの早いなんて」
「俺だってたまにはね、そりゃあ早く来るよ」
「……もしかして、寝惚けたの?」
「…うん、時間間違えちゃった」
サングラスもマスクも無く素顔を晒している彼は星が飛びそうなほど茶目っ気たっぷりで言った。可愛いかどうかの問題は横に追いやって鞄の中からスマホを取り出し
「何分くらい前に来たんすか」
「んー…三十分前くらい」
「マジで寝惚けたんだ…」
イヤホンを耳に差し込み呆れながら言い読みさしの本を取り出して自分の世界を展開して思考からフジ、寝惚けると遅刻しないという新情報をメモしてから存在をとりあえず排除した。
1-2→←second1万ヒット記念 この小説シリーズの夢主の誕生秘話(?)を語るだけ。
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RKS(プロフ) - みろくさん» ありがとうございます! (2018年4月4日 20時) (レス) id: d709a2b816 (このIDを非表示/違反報告)
みろく - 今更ですが続編おめでとうございます。ゆっくりでもいいので更新頑張って下さい!応援してます! (2018年4月4日 9時) (レス) id: 189a8b67c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RKS | 作成日時:2018年3月11日 18時