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紅い月には殺戮を 2 ページ19

ナギ(確かこの辺から聞こえたんだよな...)


闇に包まれた空を飛ぶ。
永久狐さんがやられたのは見てないけどフルニキがやられてたのはみえた。
人狼さんには犠牲になってもらおう、だって、そうしたら白確定民族だし。
そんな魂胆を持ちながら周辺を捜索すると、


ナギ(ああ、いたいた)


恐らくフルニキと永久狐さんに手を出した人物に狙いを定めて
一度で、片付ける。
このくらい簡単。じゃなきゃ本当に何年マイクラやってんだって話。


ナギ「フルニキがやられてるとこ見えて元凶探してたらヒラさんがおったから殺っといた」


湯毛「おぉ、ナイス」


キヨ「やるなあ」


牛沢「これで霊媒動けばよくね?」


フジ「なんで?」


課長「これでヒラくんが黒ってでたらナギが白確定民族やし。もし白だったら勘違いかナギが黒か、やからな」


湯毛「せやな。霊媒の二人同時に頼むな」


りょうかーい、とヘッドフォン越しに言ったのを確認し、私はまた城壁を歩き回る。
この下って地下牢だよな、誰も動かなきゃいるはず。と確信しながら滑るような滑らかな動きで地下牢の通路へと降りる。
地下牢にはキヨさんがいた。
ラインのでやり取りしてるらしく動きが止まっていた。


ナギ「ひひっ…」


微かに漏れた声。
と同時に矢をぶっさす。
四散した彼のスキンからspがドロップされた。
危ない危ない、使われてたら終わってたなと安堵の溜息をこぼした。
……暫くすると霊媒結果が出たらしい。
フジがヒラさんが黒だといった。
当然、キヨは?と聞かれるがもう既に彼はこのゲームから離脱している。


牛沢「キヨどこいった?」


湯毛「おーい、キヨくーん」


ナギ「……死んだの?」


ずっと呼びかけられているのに返事はない。
勿論私がこの手で殺したので返事ができるはずがない、がここで言わないと流石に怪しまれる。黙ったままだと疑われるし。
こうして私、もう一人の人狼さんとほかの村人さんとの駆け引きが始まったのである。

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RKS(プロフ) - みろくさん» ありがとうございます! (2018年4月4日 20時) (レス) id: d709a2b816 (このIDを非表示/違反報告)
みろく - 今更ですが続編おめでとうございます。ゆっくりでもいいので更新頑張って下さい!応援してます! (2018年4月4日 9時) (レス) id: 189a8b67c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RKS | 作成日時:2018年3月11日 18時

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