黒い感情の処理 1 ページ14
半年に一回ぐらい、こう思ってしまう時がある。
"これで、このまま実況者をやっていてよかったのか？普通に働いていた方が安定したんじゃないのか？"、と。
まるで
混ぜたはずの水と油が分離したかのような。
もう一人の自分がどす黒い感情を持ってでてくる。
うるせぇよ、と無理矢理押し込もうとしてもどす黒い感情が強くなるだけ。
"これで、いいのか？ "
脂汗がだらだらと落ちる、さして暑くもないのに。
呼吸をしようと思ってもこの感情の時は普通に呼吸ができない。
いつの間にか握り締めていた拳をそのまま力任せで壁に打ち付ける。
"これで、いいんだ"
いや
"これが、いいんだ"
無理矢理息を吸って、大きく吐く。
さっきの手の痛みでなんとか黒い感情はまたかき混ぜられたようだ。
強引すぎる。
反吐が出る。
こんな黒い感情なんていらない。
と、毎回これが出るたびに思う。
…ふざけんな。
今まで会った人たちをどうしてお前が否定できる？
これをやってきたからこそ
今の自分があるんだよ。
どうして、今更
"自分を否定できる？"
別の黒い感情に囚われたのは
また別の話。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RKS(プロフ) - みろくさん» ありがとうございます！ (2018年4月4日 20時) (
レス) id: d709a2b816 (このIDを非表示/違反報告)
みろく - 今更ですが続編おめでとうございます。ゆっくりでもいいので更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年4月4日 9時) (レス) id: 189a8b67c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RKS | 作成日時：2018年3月11日 18時
