相応しくない ページ17
櫻井「じゃあ俺送っていくから。」
二宮「また明日ですね。」
大野「ん、じゃーな。」
相葉「翔ちゃん、会長またね」
松本「会長お大事に」
A「ありがとう。あ！！二宮！」
二宮「なんです？」
A「夜電話してもいいかしら……聞きたいことがあって……」
その瞬間二宮の体が固まった。
二宮「えっと……明日とか今じゃダメですかね……。」
A「二人で話したいのだけど。暇じゃなかったらまた別日にしましょう。」
二宮「いや……今日でいいです……。」
A「ありがとう、じゃあまた明日。」
このもやもやの名前を聞ける。
それだけで足取りが軽かった。
櫻井「そんなにニノとの電話が楽しみなのかよ。」
A「ふふ、櫻井ってたまに口悪くなるわよね？でもそうね、二宮との電話というより答えを聞ける嬉しさかしら。」
櫻井「答え？何か問題でも出されてるの？」
A「いいえ？問題は自分自身で起きてしまったの。」
櫻井「また何かあったの？俺じゃだめ？」
首を傾げる櫻井はかわいいと言う言葉がよく似合った。
A「だめよ。だって相談にならないもの。」
櫻井「俺だって相談くらい乗れるよ」
A「私は櫻井に相談するくらいのものでは無いと言ってるの。櫻井にだったらもっと大事なことを話すわ。」
そういうと黙ってしまった。
櫻井「ありがとう会長。」
A「私も。送ってくれてありがとう。助けてくれてありがとう。」
そう言って手を振った。
櫻井「また明日。」
A「えぇ。また。」
そう言って言ってしまった。
今度はちょっと違うもやもやだった。
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作者名：るーちゃぴ | 作成日時：2021年11月16日 15時
