【文スト】深く、沈んでく【短編集】

▼ ページ3

貴『え…？』


つまり、私にキスマークを付けるってこと？

無理。恥ずかしくて耐えられない。


貴『あ、アレを信じるんですかっ？』

太「それ以外に分かることないでしょ？」


貴『うっ…』


着ている服のボタンに、手が伸ばされる。


貴『な、何を！』


太「だって、見えるトコは嫌でしょ？」


貴『嫌、ですけど…』


ナチュラルに、手首を掴まれて抵抗出来なくなった。


中「おい太宰！俺が付けるから引っ込め」

太「はあ？何の冗談を言っているんだい？」


いつの間にか第三ボタンまで外されていて非常に際どい。


貴『んっ…！』


肩にチクリとした痛みが走る。

太宰さんが私の肩に顔を埋めていた。
そして、そこには赤い痕が。


中「おい太宰…抜け駆けかあ？」

太「ふふ…早い者勝ちだよ…」


貴『ひあっ…ん』



次は鎖骨に刺激がした。

またそこには赤い痕が出来ていた。

中也さんだ。



ガチャリ。音が響く。


貴『あ、開いた…？』


良かった。

この恥ずかしさから解放される…と、思ったのに、体は自由に動かない。

貴『あ、あの離し…』

太・中「無理」


太「顔、火照って赤いし…」

中「服はだけてるし…これで我慢出来ねえぞ…？」



その言葉を言っている間に私の体を指でなぞる。





太・中「もう少しこのまま…かな」
だな」


またチクリと痛みが走った。








＊＊＊＊＊＊＊＊＊


後は新双黒だけですねー



評価、お願いします！

・20・キスマーク付けないと出られない部屋2【新双黒】→←・19・キスマーク付けないと出られない部屋【旧双黒】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す