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story 2 ページ4

story 1
の重岡目線です。


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side:daiki


何か呪文みたいにブツブツ言ってる俺の親友、神ちゃん。

何かあったんやろか……
大丈夫なんか?


大「神ちゃん、神ちゃん」

智「……。」

大「神ちゃん!!」

智「……!!ごめん!ぼーっとしとったわ。しげ、なしたん?」

大「なしたんちゃうやろ!!ずっと呼んどったんやで?何か考え事?」



こういう時にハッキリ聞けんのがあかんよな……

智「なんでもないで?ごめんな」




絶対何かあるやろ。


神ちゃん……

もうちょっと頼ってくれてもええのにな……


大「ならええんやけど……。何かあったら言ってな!!」

智「おん。おおきに」


ほんまに頼ってくれたらええんやけど……

神ちゃんはため込みやすいから迷惑とか思って頼ってくれへんかな……

どうしよ……




神ちゃんを助けたい。

今の神ちゃんは昔の俺みたいやから……

なんていうか…




目に光がなくって、

つねにまわりの様子を伺ってるような……


まわりばっかり気にして、

ほんまの自分を閉ざしとる。

そして何よりも……



人を信じずつねにみんなをうたがっとる。


そんな気がするんや。





もしこれがあたっとるとしたら神ちゃんはほんまに辛いと思う。


俺もそんな時期あったから。




誰のことも信用できんくて、

でも誰かに助けてほしいって思って、

それなのに助けを求められる相手なんかおらん。


それがどんなに苦しいか。

そんなんは実際に体験しんと分からんと思う。


だから俺みたいに辛さを分かっとるやつが助けたらんとあかんなって思う。

俺が辛かった時友達が声かけてくれて嬉しかったんや。


辛い時って、その辛さに気付いてくれる人がおるだけですごい嬉しくなるし少し気分が楽になる。

やから、力になれるかなんて分からへんけど声かけてみようと思う。






神ちゃんを助けるために……

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作者名:智流 | 作成日時:2017年12月4日 18時

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