story 24 ページ26
side:daiki
大「神ちゃん、何があったか教えて……？」
俺がそう聞いてから数秒たつと神ちゃんは急に走って行ってもうた。
俺は立ち尽くしとった。
何で神ちゃんは逃げたん……？
俺にできることはなかったん？
どこに行ったん？
そんな風に考えとると足がすくんで動けへんくなった。
そこに流星と小瀧が戻ってきて
流「しげ、智洋は……？」
と聞かれた。
そんで俺が、
大「わからへん。話しとったら走ってってもうた。」
と言うと
望「何で追いかけんかったん!?今からでも探すで!!三人ならみつかるやろ!!」
と言われた。
大「おん。探しにいく。」
俺らは走りまくった。
そんでも神ちゃんはみつからんくて、俺らは外まで見ることにした。
たまたま三人でそろったから一人一人別の出入口から出た。
俺が外に出ると救急車がきとって嫌な予感がした。
そっちに行ってみると誰か人が飛び降りたみたいやった。
俺が
大「あの、どんな人が飛び降りたんですか？」
と聞くと救急隊員の人は
隊「おそらく高校生の男子です。気がかりなことでもありましたか？」
と言った。
大「あの、友達かも知れないので見せてもらってもいいですか？」
隊「分かりました。どうぞ」
見るとそこには血だらけになった神ちゃんがおった。
大「神ちゃん!?」
俺が叫ぶと隊員の人は
隊「知り合いの方ですか。病院に行くので同席お願いします。」
と言った。
俺が
大「分かりました。」
と答えて救急車に乗るとサイレンを鳴らして車は走り出した。
神さま、
お願いです。
神ちゃんを助けてください。
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作者名：智流 | 作成日時：2017年12月4日 18時
