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#25 ページ26

大学終わり、珍しくバイトもなくカイト達とは遊べる雰囲気じゃないから優華の働いているカフェに向かうことにした。


優華 “あれAじゃん?1人?”

『うん。ごめんね、連絡しないで来ちゃって』

優華 “いいよ全然。私ももうすぐシフト終わるし、ちょっと待ってて!”



そう言って走っていった優華の前には花の高い男の人が。あれが如恵留さんか。



優華 “ごめんお待たせ!今日はもう上がっていいって言われたんだけど、どっか出掛ける?”

『いいけど、いいの?』

優華 “如恵留がいいって言ってるんだからいいの!よし、カラオケ行こ!!”

『行く!!!』




高校時代よく来たカラオケは今までと全く変わっていなくて、変わらないもの、という点ですごく惹かれた。

優華“どうしたの?なんかあったんでしょ?”



優しく聞いてくれる優華は優華という名前がぴったりだ。

私とカイトのあれこれを話せば楽しそうに話を聞いてくれて、最終的にはこう言った。





“Aがさ、本当に好きな人でいいんじゃない?その人を選んだらほかのカイトが、とかじゃなくて。Aの選んだ人と付き合えばいいじゃん。”





そんな当たり前のことにも気づかなかったなんて、どうやら私はばからしい。



だからクリスマスの朝、カイトに伝えることにしたんだ。あなたと結ばれたいって。

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作者名:みるく | 作成日時:2019年11月8日 23時

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