トリプルカイトとメリークリスマス！！ (ページ25)

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＃２４ページ25

大学に行くと、門のところで海斗くんが待ってた。

「あ、Aちゃん！」

『どうしたの？海斗くん？？』

「Aちゃんに言っておかないといけないことがあってね、」

こんな時に思うことじゃないんだろうけどえげつなく可愛い。

「この前俺、Aちゃんに言ったじゃん」

『なにを？』

「好きじゃないって、あれ嘘だから」

『え、？』

「Aちゃんは俺の事アイドルに対する好きでしょ？俺は、1人の女性としてAちゃんが好きだから。Aちゃんとは違う好きなんだよ。」

違う！

そういえば私は大好きだった海斗くんと結ばれるんだろう。

すごく嬉しいことのはずなのに

すぐに否定できなかった。

「否定してくれないんだ、」

『あ、ごめ』

「いいよ。ほかのカイトからも迫られてるんでしょ？比べてからでいいよ。ゆっくり比べて、最後は俺を選んでほしい。」

真剣な顔でそう言った海斗くんは教室まで一緒に行ってはくれなくて、1人で入った教室でカイト達が寄ってこない一番前の席に座った。もちろん、1人で。