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#17 ページ18

11月もあっという間に過ぎていよいよクリスマスのある12月に入った。

彼氏持ちはいいよね!こんな惨めな気持ちにならないんだもんね!!



悪態はつくけど今はそんな事よりうみを問いただしたい欲の方が強い。

私の睡眠時間返せ!!!!



[あれ?Aじゃん。電車ホーム間違えてるよ?]

『今からあんたの家に行くところだったからね!!』

[え、なんで?アポなしだよ?]

『あんたこの前1限なかったんだってね!どういうことだい!!』

[あー、っと、それは、]

『正直に言ってくれたら怒んないから。ちゃんと言って?』

[俺、今でもずっとAの事好きなんだよね。だから、Aの声が聞きたくて]

『は、?冗談やめてよ笑』

[本気だよ]




分かってた。うみの目が本気だって、何年も一緒にいる私が気づかない訳がなかった。でも、、


[あの時はごめん。本当に、何も言い訳できない。ごめん。それでも好きって今言ってもAを困らせるだけって分かってる。それでもAの隣に居たいって、Aを守りたいって思うのは、わがままかな?]



2人の間に流れる沈黙。


電車がホームに着いた音がこの時間の終わりを告げた。



[じゃあ電車来たから行くわ。ちょっと考えといてよ]




電車に吸い込まれていったうみは少し悲しい顔をしていた。

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作者名:みるく | 作成日時:2019年11月8日 23時

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