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#14 ページ15
『ありがと、海斗。でも多分大丈夫!』
うみが私のことを好き?そんなわけないじゃん。だってあんな酷いこと言われたんだよ??
今でも時々あの日のことを思い出す。定期範囲外のうみの家まで行ってあんなこと言われて。忘れられるわけがない。
高校の違う私たちが知り合うのには海斗の協力が不可欠だった。
女子校だった私の高校は彼氏が欲しい子たちが男友達を連れてカラオケに行くのが定番だった。たまたま誘われた私が連れて行ったのは海斗でうみは海斗についてきた。
知らない男に絡まれて困っているところを守ってくれたのがうみだ。
[Aは、俺んだから。]
その一言だけで強くなれた気がした。
〈じゃ、また明日。明日は3限からだっけ?〉
『うん。ゆっくり寝ないと』
〈おう、じゃ〉
『ん、じゃ』
帰ってからも頭はうみでいっぱいになる。
ラインの通知が鳴る。
うみんちゅ明日1限だからモニコ頼む〜
ゆっくり寝たかったのにって、イライラするはずなのに明日の朝が楽しみになっているのは何でだろう。
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作者名:みるく | 作成日時:2019年11月8日 23時