Halloween Masquerade (ページ13)

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episode１０ページ13

あれから5年。毎月ちゃかと会っては癒されてきた。

成人した私はお酒も飲めるようになったけど弱くて、飲みすぎるとちゃかに怒られるようにもなった。

カフェ経営も成功して、また貯金が増えて行いった。

あれから増えたドレスは7着。そのうち自作したのが2着。

でも、カフェ経営が忙しくなってしまって最近は無料開放日に顔が出せていない。

ちゃかには申し訳ないけど、今が踏ん張りどころだから。

少し会いたいけど、我慢できないほどではない。

早朝から新メニューの開発をしていると、外が騒がしかった。

うるさいなあ、そう思って外に出ると倒れている人が1人とその人を殺そうとしている人が3人。

そのうちの1人は、私がよく知る人物だった。

『如恵留っ！？』

〔ん、おお！Aじゃん。どした？こんな時間に？〕

『如恵留こそっ、どうしたの！？この人かわいそうだよ？？』

〔こいつはAのことを好きだって言ってるんだよ？Aのことを愛するのは俺一人で十分だよね？？〕

『えっ、如恵留、？？』

〔もう、早く殺って〕

その場にいた2人の男が倒れている人に拳銃を突き立てる。

〔Aには見せられないな、こんな見苦しいもの。ほら、いこ？〕

『え、ちょっ、！』

背後で銃が撃たれた大きな音がした。

如恵留に連れられて歩いていた私は、怖くなって後ろも如恵留も、見れなかった。