今日から私は【今日から俺は！！】Part2

69 ページ19

私は、商店街かその周辺にいるであろう片桐さん達を探した。






しかし、集団で動くから目立つだろうとか思っていたが、なかなか見つからない。






ことは早い方が良いのだが……。仕方ない、明日頼もう。








諦めて来た道を戻ろうとしたら、角から開久の塊が出てきた。






なんという迫力。そりゃ最恐とか言われるわ。







相「お前、何してんだ？」






「貴方達を探してたんですよ！




ちょっと協力して欲しいことがあるんですけど……」






片「なんだ。」






.





.





相「ウチの奴がカツアゲねぇ……。」







「どう思います？」







片「許せねえな。」







やはりそう来てくれたか。





この人達は案外筋を通すらしい。一般人に手を出すのは許せないだとか。






まあ、なんか前に軟高の真面目くんボコってた気がしなくもないけど。








「そこで、ですよ。私がその生徒を特定します。その代わり、エサを用意してくれませんか？」







相「なんだよエサって。」







「10万ほど、貸してほしいんです。」







私の口からその単語が出た瞬間、外野がざわめき出した。






そりゃそうか。自分たちの番長から金巻き上げようとしてんだから。

70→←68

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す