ESCAPE GAME

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「……中間…探偵事務所……？」





って、あの、あれだよね？





中間探偵事務所だよね？(語彙力)





「え、望くんって探偵だったの？」






「せやで。まあ、探偵が探偵雇うってのも変な話やけど。」






「いや、良いんだけどね。」






衝撃です。色々と。







「あれ？Aちゃん、どうした？」






「げ、淳太さんじゃないですか。」






「げってなんやねん、げって。」






中から淳太さんが出てきた。





やっぱ、淳太さんの事務所やったか。







「あ、うちで働く気に…「なってません。」






絶対こうなると思った。





「え、どういうこと？知り合いなん？」





望くんも若干パニックだし。






「まあ、ちょっとした知り合いやな。





てか、望とも知り合いやったんや。」






「ああ、えっと……」





ヤバい、どうやって説明しよう。






「彼女っす。俺の。」






何の躊躇いもなく言い放った望くん。






少し驚いて望さんを見るが、“いいから”なんて口パクで伝えてくる。





淳太さんは興味なさそうに「ふーん」と呟いて家の中に入ろうとしたが、






何かを思い出して戻ってきた。








「そう言えば、例の事件でちょっとした情報が入ったんやけど、




良かったら上がって。」






「あ、お邪魔します。」





話に付いていけなくてキョトンとしている望くんを引っ張って、事務所の中に入っていった。

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